ミレニアム・サバイバル(1)
UP : 2004.11.09
ここ最近の地震が多さを見ると、ついついエドガー・ケイシーの「日本沈没予言」を思い出してしまいます。

今朝も新潟・中越で余震があり、あわてて地震情報を見ると、岩手でも震度5の地震があったなどと報じていました。数日前は、九州でもそうとう大きな地震が発生していました。

今回の震災が起きた新潟県の長岡は、何をかくそう私の実家ですので、ここ最近は東京で地震を感じると、実家方面での大きい震度の揺れを危惧し、すぐ電話するようにしています。
今日の午後は、朝から6回有感地震があったうちで3回は大きく「家の壁がまた落ちた」と言っていました。

それにしても、余震というものはこんなにも長く続くのでしょうか。
私が中学生のころ、地元で天然ガスを採取をしていたためか、そのガス田の地下を震源とした「長岡地震」が発生しましたが、その時も余震が一ヶ月以上続いたことを覚えています。当時は家の柱にペンをぶら下げ、即席の震度計を作り、「今日は何ミリの揺れだった」などと観測していた事を覚えています。
しかし、その時は家が倒壊してしまうようなことはありませんでした。

今回の地震はあまりにも強い余震が続き、いつ収まると考えればいいのか、予測が難しいところです。通常の余震は、せいぜい1回か2回起きて収まっていくはずですが、今回はやけに長く、通常の「断層地震」と考えていいものかどうか、気になるところです。
しかも、震度5などという強い地震があちこちで起きています。東京でもありましたし、北海道、九州、三陸沖、伊豆沖と、ここ1〜2週間で起きている事は、異常な状況ではないでしょうか。

日本地図を見ると、列島は中央構造線で「くの字」に曲がっています。そのちょうど窪みに新潟中越地方があり、そこで地震が起きていることは、列島全体の動きと関係無いと言えるでしょうか。

地震学者は、さまざまな観測によって地殻の構造を研究しながら予測を立てていますが、だいたいは予測した所とは違う「思いもよらない場所」で、とんでもない地震が起きています。それは「何か」を見落としていると言えば良いのか、正直分からないところが多いのではないでしょうか。そもそも、埋もれた断層やマグマの動き・プレートのたまったエネルギーなど、地上から見えないものを「完全に把握する」などということには限界があるのではないかと考えられます。

ダウジング(能力者が手に持った杖や棒の動きで地中などを探査すること)やSRV(サイエンティフック・リモート・ビューイング:科学的遠隔透視)などがどのようにして起きているのかは、今のところ科学的に立証することは出来ませんが、それは人間が本来、エックス線や電磁波でも捉えられないような、不可視の状況を探知する能力を有しているということを示しています。

ダウザーは、最近の日本のTV番組でも出演し、忘れ去られた地中のタイムカプセルを地図上で指摘し、見事な的中ぶりを見せています。
SRVは、本来軍事情報の収集にために開発されたテクニックですが、時間と場所を特定するだけで、そこで起きていることを「見る」ことが出来る能力です。
時間と空間を自由に移動できるということは、地球のあらゆる場所・時間はもちろんのこと、他の惑星などの状況についても知覚可能であり、同時にそれらの過去・未来の状況をも見る事が出来る、ということになります。

いずれも、ある確立の下で能力が発揮されるため、得られるデータが完璧ではないというところがありますが、一つ確かな事実は、一般的な予測や推測では絶対に分からない物事を何度も捉えているということです。

そしてその代表的事例は、エドガー・ケイシーに見ることが出来ます。
当初ケイシーは「医療リーディング」として、遠隔地の病人の体を透視していましたが、やがてその人の前世について語るようになり、現在のSRVと同様、時間と距離を超えた透視力を発揮するようになったのです。

そのような中での問題は、透視するターゲットを「未来」に持っていった場合でした。それは明らかに「予言」という形になり、単なる透視よりも遙かに重大になってきます。もしそれが的中すれば「警告」として評価される対象になりますが、外れてしまうと単なる「迷惑な人騒がせ」と扱われてしまいます。

結局ケイシーは、時期的にもノストラダムスと混同された挙げ句「大外れ」とされ、忘れ去られようとしていますが、彼の実績を見直す度、未だにどうしても無視することが出来ない予言があるのは確かです。
ケイシーは地軸の変動から、大陸の沈降や隆起といった、並々ならぬ状況をいくつも言い放っているので、その度合いの判断は慎重にしなければなりませんが、同時に全てを無視する訳にもいきません。

ケイシーの一連の変動の予言は「1958年から1998年の間に生ずる」となっており、その状況下で「初期に見られるものは、アメリカ西海岸の物理的側面における変化であろう」と言いました(『ザ・エドガー・ケイシー』第三章ケイシーの予言年表:たま出版刊)。

しかし実際この変動が始まったのは、北米大陸最悪の地震と言われる1964年の「アラスカ地震」からでした。この時の地震波は、遠くイランの固い地盤をも波のように上下させたと言われています。またこれによって、北米大陸全体が15ミリ隆起したと報告されています。

これらの事を振り返ると、実際の事件開始の時点がケイシーの予言より「6年遅れている」ことが分かります。「日本列島のかなりの部分が海に沈む」最終年限が1998年だとすれば、その6年後というのは....なんと2004年になります。
変動の期間が40年間ということですから、これからが始まりということになるのでしょうか。ケイシーの予言では、この変動は環太平洋火山帯の「弱い部分」の地殻で起きることになっているのです。

もうひとつの関連予言として、当社で出している『前世旅行』のキム・ヨンウ氏がいます。彼は、2000年以降の地球の変動について述べた中で「日本列島の東南側の海底で大きな地震があり・・・・すべての物を垂直に揺らし・・・・列島の中間に位置する25%だけが残る・・・・」という部分が見られます。これも同じ内容のものとして気になるところです。

また、現在当社で発掘中の女性能力者の場合、ある時突然に霊感が出て来てしまい、事件の犯人などがどんどん見えてしまうので、恐ろしいので何とかしてくれる人を紹介してもらおうと交番に行ったところ、誤解されてしまい、目白警察署に留置されてしまったのです。翌朝、警察署内で起きたことを、見えたまま事細かく述べたのですから、疑われて仕方なかったかもしれません。
結局、その後は警察署長が直々に、事件解決のため彼女の家に日参することになったのでした。
さらに阪神大震災を警告をするため、大地震発生の4年ほど前に、地震研究所に行ったのですが、案の定無視されたそうです。その他、あのケネディー暗殺も予見していたと言うことです。
現在この女性能力者の方には、今後の日本列島の変動に関するものがあるのかどうか調査中です。

この方の霊視結果は膨大な資料があるのですが、まず第1回として、今から約260年前に起きた「忠臣蔵事件」に関しての驚くべき内容を発表します。
今月下旬発売『超脳霊視聴「忠臣蔵 松の廊下」』(上)(下)の2冊に、その内容が記されることになっています。それによると実際の事件は、一般に知られている内容とは大分違った、日本国家の存亡に関わる裏事情があった事が分かります。

昨今のような世界・国内の状況下で、予言や予知に私たちが注意し、準備のために参考にしていくことは、決して無意味な事ではありません。

次回はアメリカの世界戦略に関わる、現在のデスクロージャーの様相について報告しようと思っています。
韮 澤 潤 一 郎
にらさわじゅんいちろう

韮澤潤一郎の監修本
1945年新潟県生まれ。
法政大学文学部を卒業。

科学哲学において、
量子力学と意識の問題を研究する。

たま出版社長 他各社役員・
UFO教育グループ主幹。
 小学生時代にUFOを目撃して以来、40年にわたる内外フィールドワークを伴った研究をもとに雑誌やTVで活躍中。1995年にはUFO党より参議院選挙に出馬。最近は、『たけしのTVタックル』などの番組に出演、超常現象肯定派の側に立って論陣を張る。UFO絶対肯定派。これまでに『ソ連東欧の超科学』『ノストラダムス大予言原典』『第三の選択』、「エドガー・ケイシー・シリーズ」「UFOシリーズ」などのベストセラーを手がけてきた。

 UFOと超常現象における研究の主要なテーマは、UFO目撃事件に始まり、宇宙開発や軍事上の情報操作の実態、宇宙考古学的な視点から見た人類の歴史、ミステリーサークル出現にいたる近代の文明に及ぼす宇宙人の動向、多様なコンタクト事件から判明する宇宙人の文明と、我々地球人の進化と能力の展望。