西伊豆山荘UFO超接近事件
UP : 2006.04.30

当サイトのニュースでご存じの読者の方もいらっしゃるかと思いますが、4月よりスタートしたインターFMの新番組「UFOウォッチャー」の、初回と2回目に出演いたしました。 その中で言及した、伊豆で起きた2件の遭遇事件の詳細を、今回から2回に渡って掲載いたします。

現実に起きた事件を調べていくと、UFO・宇宙人遭遇事件というのは、単に物体が見えたとか、恐い怪物がいたなどという事だけでは簡単に言い尽くせない、様々な付随的現象が起きていることが分かります。それは主に、宇宙船に使われる動力が、視覚的な不明瞭さをひき起こすことや、それらと接近遭遇する人自身に、何らかの「精神的影響」を与えていることなどです。
それらについては、私達がまだ理解していない未知のテクノロジーや精神的影響力であるために「ミステリー」として棚上げされ、当局が嘲笑の霧の中に隠しやすい現状にあるということを理解しておく必要がありますが、最近になってマインドコントロール部隊の関与が懸念されていますので、次回コラムの最後で分析したいと思っています。

2つの事件が起きたのは、1978年の10月から翌79年3月頃で、最初の「西伊豆山荘事件」については、以前弊社があった、近くの会社の社員の皆さんが目撃者で、今回掲載する目撃談は、当時私が主催した会合で講演して頂いた内容からのものです。
次回コラム掲載予定の2つ目の事件は、日本テレビに居られた矢追純一さんが取材され、放送したものを要約したものです。今回のFM番組でも司会者の方が覚えていた通り、今年優勝したWBCの日本チームで監督を務められた、王貞治さんの従兄弟にあたる方が開いているラーメン屋さんに、宇宙人が出現したという事件です。

これら2つの事件は連続して起きたと考えられ、同型のUFOが関わっているのが注目すべきポイントですので、その点を念頭に置きながらご通読頂ければと思います。


西伊豆山荘(UFO超接近)事件全容
小松杏里さんの講演より
(1980年2月)

順序を追って説明しますと、僕自身は芝居をかじっていまして、その講演が10月にありまして、その打ち上げということで、私の今勤めている会社の社長の山荘がある、西伊豆の堂が島の少し先で、松崎町、野畑というところなんですが、少し山の中に入ったところです。そこへ10月23日の夜に仲間と連れ立って行きました。行く途中は、全くその辺の観光地を見たりして、UFOとは関係なく過ごしたんです。

そして、問題の25日の夜なんですが、この日は東京へ帰る日だったんですが、昼間は道が混んでいますから、夜中に出発しようということで、夕方から皆ですき焼きを食べていました。行ったのは4人で、男3人、女1人という構成でした。

それで25日の夜6時ころからすき焼きを、その小さな山荘で食べまして、それが1時間半くらいだったでしょうか。テレビを見ながらおしゃべりをして、少しアルコールも入っていていましたが、みんな元気な状態で、一眠りしてから帰ろうということになりました。それで1時間くらいたった頃から、誰からということなく寝てしまったんです。1人1人が、別に意識をに失って倒れるという状態ではないんですけれども、いつの間に寝てしまったという感じです。

それは後で時間を見てわかったんですけれども、その眠って意識のない時間というのが、1時間くらいはありました。5時半くらいから食べまして、6時半くらいから意識を失い始めたわけです。
そして目が覚めたのは午後7時40分くらいだったでしょうか。午後8時前でした。2階に男が3人、1階に女1人がいました。私は2階にいまして、東側の窓から山が見えていました。
外は寒かったんですけど、窓を開け放して網戸だけが付いていました。8時ちょっと前に、気が付いて時計を見たんです。

(図1)目撃前の2階の様子

横になっていたので、ふと顔を上げると、まずその一瞬、窓の外に何かがあるがことに気がついたんです。以前北海道で、白い光体のUFOは見たことがあるんですが、そんなものとは全然違う。
もう何と言いますか、本当の円盤の形をしたもので、いわゆるアダムスキー型といわれるものであったわけです。

窓は四角でしたが、そういう形のものが、シルエットで見えました。しかもこの窓ですけれど、この窓が非常に印象に強いんです。窓が円盤のシルエットと違って、明るくなっていたのがはっきり見えました。しかもこの窓からは、光がボーッと発光していたんです。光がはっきり、要するに静止している状態で、はっきり3つ見えたわけです。 光は黄色とオレンジで、ぼやけた形ではなく、はっきり見たんです。

それがまず最初に見えまして、起き上がった瞬間に「UFOだ!」と直感的に思って、戸を開けて隣室にいた人を起こしまして、2人で窓越しに乗り出して、しばらくア然とした状態でいました。それからふと気がついて、「UFOだ!」と言って他の連中も起こして呼んで来たわけです。僕たちは唖然として、見ている状態が何分でしたか…しばらくありまして、それでまた「おーい」と声を挙げたら、円盤が動き出したんです。

その前に、静止している状態の時、これは皆で確認しているんですが、窓の中に人物らしき影が動いているのが見えまして、これで恐怖というよりも、何か見られているというか、観察されているのではないかと思ったんです。その時は恐怖も何もなく、ただ唖然として見ていました。特に何かに引き付けられているというのではないんですが、要するに涙が出てくる前のような状態で、実際後で何分かして涙が出てきて、そんな独特な感動があったわけです。

それで、階下の友達も呼んで4人で見た時、その物体は動き出したんですが、動き出すと機体がぼやけてしまうんです。はっきりとした輪郭を持って、シルエットになっていたんですが、それがボケてしまったわけです。 特に下の3つの球が、静止している時ははっきり見えたものが、動いている時は光に包まれたようにボケていました。

(図2)最初に出現したUFO

だんだん遠くの山の方へ動きながら遠ざかっていく時には、明確な円盤のシルエットも、玉の存在も消えてしまい、眼の良い人も見ていたんですが、機体全体も光に包まれたようになって行き,そのうち消えてしまいました。

ずっと見ていて、「あれは確かにUFOだ。形もはっきりしていた」などと、1台目が消えてしまった後、みんなで話していたんです。その後に、UFOを見たことがある人は経験があるかもしれませんが、何かまた見るんじゃないか?円盤がまた来るんじゃないか?という気がしたんです。
前に北海道で見た時も、1台目を見た時、また見るんじゃないか?と思っていたら、また来たということがありましたので、今度のときも、また見るんじゃないか?という気持ちが自然に起こって来たんです。

そのうちに、仲間の1
人がトイレに行くと言い出しました。トイレは室内にもあるんですけれど、その男はなぜか外に行ってしまったんです。どういう風にもよおしたのか知れませんけれど、「ちょっと小便をしてくる」ということで、室内のトイレへ行けばいいものを、わざわざ外に出てしまいました。
山荘の向こう側は山になっていて、東側に山荘があって、ずっと開けているわけです。 家の前には五人が乗ってきたボンゴが駐車しています。


その男は外へ出て道路を横切り、山側の所で立ち小便をしようとしたわけです。そこで用をたしたのかどうかはっきりしないんですけど、突然その男がワーッ!と声を上げたんです。

そこで何事かと思って飛び出してみると。手を挙げて上を指差している方向の上空を見上げると、3個の球形のものがはっきり見える円盤が、頭上にいるではありませんか!

(図3)2機目のUFOの様子(真下から見ている状態)

大きさは、直径3メートルくらいでしょうか。かなり近いところにいました。そうですね…10メートルくらいのところだったと思います。そのくらいの距離のところに3メートルくらいの円盤が静止していたわけです。

皆が外に出てきたところで、その頭上の円盤は動き出しました。私たちの真上にいたのが、ゆっくり東の方へ移動して行きました。僕はボンゴの屋根の上に上がって見ていましたが、移動していた方法は、最初窓から見た円盤が動いて行ったのと同じ方向に行ったことがはっきりわかりました。

頭上にいた円盤の状態をもう少し詳しく話しますと、もう少し、それも
はっきりとした球体が見えたということです。色は3個がそれぞれ微妙に異っていて、1つはオレンジ色に、1つは黄色、もう1つは赤に近いような様だったと思います。まあ、色というよりも、それ自体が発光している光の様だったと思いますけど、それぞれが違っていました。その外側、つまり円盤の縁の内側は銀色のような感じに見えました。

ともかく私たちは、円盤の真下から見てました。まあ、真下から円盤を見たというのは初めてなんですけど、もう、初め窓から見てビックリして、また頭上に来てたものですから、何と言いますか…恐いという意識もなく、そうした状況に巻き込まれていくような形で…
何て言うんでしょうかね、胸が躍るというんじゃないんだけれども、自然にそういう事件に入り込んでいくような感じでした。


(図4)UFOの出現位置

そして(UFOが)動き出した後、最初の時と同じように、内側の3つの球自体がぼやけ出したんです。移動して行く時は、3つの円形はかすんできました。
それでボンゴの車の上に乗ったんですが、(UFOが)動いていたので(山荘の)屋根で見えなくなりましたので、ボンゴから降りて、見える場所へと移って行きました。

それから円盤は、どんどん遠くへ行ってしまいました。最初窓から見た円盤は、遠ざかって行って、ある地点で山並に下降して行きましたが、そこははっきりしません。降りて行って途中で消えてしまったのか、途中に雲があってその中に隠れたのか分かりませんが、ともかく地面に降りて行くかたちで消えてしまいました。
それで、2台の円盤とも同じ方向に行ったし、形も似てるし、そして1機は「静止している状態で」見てしまったのですから、驚きは大変なものでした。

そういえば、(UFOを)真上を見たときは音がしていました。 それはあたかも太鼓をドンドン叩くような音がしていました。飛行機の音とは全然違います。
動き出した時、ドン、ドン、ドンというふうに太鼓音がしていたのが、すごく印象的でした。果たしてそれが何の音なのかは分かりません。その音は、円盤自体から出ていたというより、周りの空間から出ていたような気もするんです。

後日、聞いてみたことなんですけど、この地域で、そういう太鼓を叩くような宗教があるのかということに関しては、無かったということです。この近辺に太鼓を叩くような人はいないというわけです。
音は円盤が遠のいて行った時も聞こえました。そして、円盤を見ていない時も、その音がしていたんです。
ただ円盤が山荘の上に止まっていて、音を出していたとすれば、窓からは見えなくとも、聞こえていても不思議ではないわけですけど、音としては確かに聞こえました。ドン、ドンドン、ドン、ドンドンといった、1つのリズムを持っていました。めちゃくちゃなものではありません。ある一定のリズムを持った太鼓のような音でした。

それで、この2台の円盤を見た後、気持ちも高ぶった状態で皆がいたわけです。真上にいた円盤がいつ頃からそこにいたのか分かりませんし、後で言われたんですけれど、眠くなった頃から、すでに山荘の上空に来ていて、皆が寝ている間に、何かされたのか・・・その間は、全然意識がありませんから、何とも言えません。

ともかく気持ちが動転した状態で、家の中に入って行きました、部屋に着くと、「2台も見てしまったけれど・・・また来るんではないかな?」という気持ちがしたんです。それはもう何と言いますか、「来るんじゃないかな?・・・」というより、「その辺にいるんじゃないかな・・・」という感じでした。

そういう気持ちでいましたから、やはりまた、窓から見える山間の所に、大きいUFOや小さいUFOが次々と見えたわけです。全部で7台くらいだったでしょうか。山荘の近くに来た2台を含めて、7台くらい見たわけです。
(図5)山荘から山方面へのUFOの移動と
その後に出現したUFOの位置

水平方向へは割りと早く、ジグザグに飛んで行きました、下降して行く時には、不思議とだいたい真っすぐスーッと降りて行くのではなく、いくらか揺れながら下方に降りて行きました。2つ見える北側の山の頂上あたりに、皆UFOが降りて行きました。

それでもう、「この山のあたりに円盤の基地があるのではないか?」と、迷わず思いました。また、山の上空を通って行った何機かのUFOの中には、いわゆる「葉巻型」のものもありましたし、強い光をあたりに放射していて、形のわからないようなものがあったり、中には長い長方形に光っているものもありました。そういうようなUFOが家の近くで見た2台を含めて7台くらい、時間にしてだいたい1時間半くらいの間見えていたんです。
最初の目撃が午後7時45分くらいですから、(UFOを)全部見終わって、そのドンドンという太鼓の音もしなくなって、あたりが静かになって全部終わったなと思い、「フーッ」という溜め息が皆の間に流れたのが、午後9時ちょっと過ぎぐらいでしたから、全部で1時間半くらいの間だったことになります。

それからしばらくすると、また何か体がブルブル震えてきて、そこで初めて恐いという感じが生まれてきまして、それで慌てて、その日のうちに部屋をバタバタと片付けて帰ることにしたわけです。
伊豆の山の中は、道路がクネクネと走っていて真っ暗なんです。いろいろスカイラインなんかあるんですが、料金所なども人気がなくて、ともかく真っ暗な中を、車で恐怖におののきながら帰りました。

ただ、円盤を見ている間は恐怖心というものは何もありませんでした。何かワクワクというわけではないんですけれど、ボーッとした状態で見ていました。その状態が過ぎて、溜め息をついてから、改めてゾクゾクしてきたという感じでした。不思議でした。
涙が込み上げてきたのは、外から戻って部屋から山の上空を何台もUFOが通っていくのを見ている時でした。その時は、「未知との遭遇」じゃないんですけど、あの映画の感じに似ていたんです。 来るわけですよね、何台ものUFOが。そうすると、もう何かいたたまれなくなって来るというような感動の涙ですね。やはり、そういう感じで涙が出てきたんです。

最初に見た時のようにもっと近くで大きかったら、別の感じだったかもしれませんけど、確かに宇宙ショーのような綺麗なものが通っていくものですから、葉巻型とか、発光体、長方形のようなものなど、あるいは点滅しているようなのが、いろいろなコースを描いて山の1点に降りて行くわけですから、非常に感動したんです。

円盤の窓に見えた「人影」ですけれども、確かに動いてたような感じがするんです… 円盤の中でですね。まず最初に窓のところで見た時に、はっきりあの円盤の典型的なシルエットがあって、その中に3つほどの窓があって、人影が見えたというのは、ともかく事実です。

さらに後日の事になりますが、その山のどこかに円盤の基地があるんじゃないかということになりまして、テレビのスタッフとの方と山の方に行ってみました。

その時も、実はおかしなことが起こったんです。あたりを見回しているうちに、天気がよかったのが、ちょうど同じ時間に急に雨が降り出してくるとか、方位磁石で調べていうちに、磁石が狂い出して方向が全然変わらなくなってしまうような状況がありました。

それからこの場所へ行く直前にあった伊豆の地震ですね。そのせいか山が崩れたような所があるんです。村の人は、それは地震で崩れたんだろうというんですが、実際にその着陸したとも思われるあたりを歩いてみました。そしてガイガー・カウンターを持って調べて見たんですが、どうもはっきりしません。普通の人間が考えるような場所とは違ったところに円盤の基地があるじゃないかなとも思うんです。実際、その山が崩れたようなくぼ地の斜面がガーッと開くというようなことも考えられるじゃないかという気がするんです。今でも僕は、ここに何かしら基地があるじゃないかと思っています。

今回の伊豆での目撃の後、非常にUFOの夢を見たり、また実際にUFOを目撃することが多くなりました。夢は、月に3〜4回くらいは見るようになりました。それは目撃した4人全員に言えることで、皆目撃するようになりました。ただ今回の目撃のイメージがすごく強かったものですから、普段見ても感動は薄れて来てるような状態です。

一緒にいた女性は、非常に目が悪く、コンタクトレンズを付けているのですが、最初の目撃の時はそれを付けていなかったので、「目を入れて来い」と言って付けさせてからはっきり見ました。
この時の仲間が後日、同じ日に同じUFOの夢を見たということが2〜3回ありました。
どうも、何か言い足りない所もあった感じもするんですが、また後で資料を調べておきたいと思います。

この講演の何年か後で、私自身が現地に行ったことがありました。
山荘付近は見晴らしは良いのですが、急斜面で周りにはほとんど民家はありませんでした。

この「西伊豆事件」の数ヵ月後に、今度は半島の反対側の熱川で着陸事件が起きたのですが、この時は、なんと宇宙人の姿や顔まで目撃されたのです。
次回コラムでは、その詳しい内容についてご報告いたします。
韮 澤 潤 一 郎
にらさわじゅんいちろう

韮澤潤一郎の監修本
1945年新潟県生まれ。
法政大学文学部を卒業。

科学哲学において、
量子力学と意識の問題を研究する。

たま出版社長 他各社役員・
UFO教育グループ主幹。
 小学生時代にUFOを目撃して以来、40年にわたる内外フィールドワークを伴った研究をもとに雑誌やTVで活躍中。1995年にはUFO党より参議院選挙に出馬。最近は、『たけしのTVタックル』などの番組に出演、超常現象肯定派の側に立って論陣を張る。UFO絶対肯定派。これまでに『ソ連東欧の超科学』『ノストラダムス大予言原典』『第三の選択』、「エドガー・ケイシー・シリーズ」「UFOシリーズ」などのベストセラーを手がけてきた。

 UFOと超常現象における研究の主要なテーマは、UFO目撃事件に始まり、宇宙開発や軍事上の情報操作の実態、宇宙考古学的な視点から見た人類の歴史、ミステリーサークル出現にいたる近代の文明に及ぼす宇宙人の動向、多様なコンタクト事件から判明する宇宙人の文明と、我々地球人の進化と能力の展望。