ミレニアム・サバイバル(2)
UP : 2005.01.20
昨年から、なにやら状況が切迫してきたように感じ、サバイバル・シリーズのコラムを始めようとしていたところへ、郷里の中越地震やスマトラ島沖の津波の大災害などが相次いで起こり、変動の進行に先を越されるのではと焦りを覚えています。
 
ミレニアム・サバイバルのひとつの手段として前回(コラムno.54)では、遠隔透視や過去透視、そして未来透視を行う上でのリモート・ビューイングの可能性などについて考えてみましたが、今回は「フリーエネルギーによる新しい資源の活用」に触れてみたいと思います。

さて、年初に記事掲載の関係で『スターピープル』という雑誌が送られてきたのですが、「神聖幾何学」の大御所といわれる、ドランヴァロ・メルキゼデク氏のインタビュー記事が掲載されていました。
その中でメルキゼデク氏は「ゼロポイントエネルギー」(空間そのものに内在する力)について言及していました。
内容は以下のようなものです。

「私は、アメリカのエネルギー省から手紙をもらいましたが、ゼロポイントエネルギーがあることは、政府も認めているのです。・・・・それらについて特許を取ることはできますが、大量生産をしようとすると逮捕されてしまいます。

もちろんこのような事例は一つだけでなく、枚挙に暇がありません。記憶に新しいところでは昨年、これらの新しいエネルギー研究を扱う、アメリカの基金財団の責任者が殺されています。

UFO情報のデスクロージャー(情報公開)活動で注目されているスティーブン・グレア博士も「昨年の夏に脅迫された」と、ラジオインタビューで告白しています。

グレア博士は、'90年代初頭のクリントン政権以来、政府高官らに何度かにわたりUFO問題のブリーフィング(状況説明)を行ないましたが、それらの活動を通して、同時にいくつかの重大な局面を把握していきました。

1)軍人・政府関係者・宇宙開発技術者・情報関係者など、6000人以上に及ぶ公的な立場にある人たちから、UFO事件にかかわる発言を聞き出せたこと。

2)政府高官や政治家は、それら地球外存在の実体について、ほとんど知識や情報を与えられることがないこと。

3)UFOなどの遭遇事件では「敵対的」なものは見受けられず、アブダクション(誘拐)事件などは、地球の国家の軍事プロジェクトとして、ひき起こされている可能性が極めて高いこと。

4)回収したUFOから取得した、反重力とも言える「ゼロポイントエネルギー」のテクノロジーが解明され、実用化出来る段階にこぎつけているにもかかわらず、公表していないこと。
これは特に、今後の人類の存続にとって致命的な大問題であること。


さらに分かったことでは、地球外の存在の
実体はまったく「平和裏」に地球に入ろうとしており、その活動は特に、核兵器などの乱用を防止するような「現実的な動き」として見られるというのです。

そのような中で、前述のような脅迫はあったわけですが、カリブ海のカイコス諸島から、たびたびボイスメールとして送られて来ていたそうです。メッセージは「政治問題を詮索するのをやめなさい。さもないと、恐ろしい結果が生じるだろう」という内容でした。

この脅迫が単なるいたずらではないと思われたのは、グレア博士がCSETIを組織しようとしていた頃、ある政治関係者の「変死事件」があったからでした。

グレア博士のもうひとつの活動は、精神的なコミュニケーションを通じ「実体のある宇宙船との遭遇」を果たし、宇宙人との交流を実現しようとするものだったのですが、こうした彼の姿勢に対して、ある有力者が援助を申し出ていました。
それは'73〜76年の間、ニクソンとフォード両大統領時代のCIA長官を務めた、ビル・コルビー氏でした。

コルビー氏はは何故そのような行動に至ったのでしょうか?
おそらく、そのような高位の政治家といえども、ついに本当のUFO情報の詳細にアクセス出来なかったと考えられます。そのような中で、全地球的な重大問題を不明瞭なまま放置することは出来ない、という認識を持っていたのでしょう。
また、UFOの動力テクノロジーを明らかにすることで、世界の資源問題や貧困問題の解決に向かえるのではないか、という希望もあったのかもしれません。

そして'96年4月のある日、コルビー氏はグレア博士に約55億円(!)という高額な資金援助を行うため、博士と会合を持つことになりました。

しかしその直前に、元CIA長官の姿は消えてしまいました。

行方不明までコルビー氏がいたというメリーランド州の別荘では、コーヒーメーカーは沸いたまま、コンピュータも付けっ放しのままだったそうです。

そして一週間後____
近くの沼から、一艘のカヌーとコルビーの溺死体が発見されたのでした。
またその後、博士との会合の仲立ちをした軍人も亡くなってしまいました。

グレア博士は「これではまるで、映画『姿なき狙撃者(失われたときを求めて)』そのものだ」と話していました。

このような圧力はこれまでもあったし、これからもあることでしょう。
この間のイラク戦争では、オイル利権が主な目的だったと言われていますが、石油という資源に頼らない社会システムの変革は、非常に難しく感じられます。
日本の郵政民営化でも多くの問題が見受けられるように、確かに新しい変化が起きようとすれば、既存の勢力から大きな抵抗が起こらざるを得ないのが実情でしょう。

最初に紹介した、ドランヴァロ・メルキゼデク氏の雑誌インタビューでも、新しいエネルギー変革を妨げる人々の目的にふれています。

「もしフリーエネルギーが使われるようになれば、現在の世界経済が破綻し、世界の株式市場が暴落・恐慌が起きて、何千万人もの人々が飢えて死ぬことになるからだというのです・・・」

また他のインタビューでは以下のようにも発言しています。

「しかし今も、一部の人だけは儲かり、多くの人々が飢えています。そのような人間の欲望が邪魔をして、これらのテクノロジーを使うことが出来ず、世界の経済家も恐れを抱いているのです。

社会の変化には必ず混乱が伴いますし、人々の考え方や習慣に対抗して、新しいビジョンを提示していくには、どうしても時間と労力が必要です。
グレア博士は「それでも前に進むしかない」と言い切ります。
宇宙時代を前にして、人類は変化を遂げようとしているのかもしれません。

以上のように、コラムという中ではなかなか深く踏み込むところまで行けない問題なのですが、非常に重要な事ですので、今後も取り上げていきたいと思っています。
韮 澤 潤 一 郎
にらさわじゅんいちろう

韮澤潤一郎の監修本
1945年新潟県生まれ。
法政大学文学部を卒業。

科学哲学において、
量子力学と意識の問題を研究する。

たま出版社長 他各社役員・
UFO教育グループ主幹。
 小学生時代にUFOを目撃して以来、40年にわたる内外フィールドワークを伴った研究をもとに雑誌やTVで活躍中。1995年にはUFO党より参議院選挙に出馬。最近は、『たけしのTVタックル』などの番組に出演、超常現象肯定派の側に立って論陣を張る。UFO絶対肯定派。これまでに『ソ連東欧の超科学』『ノストラダムス大予言原典』『第三の選択』、「エドガー・ケイシー・シリーズ」「UFOシリーズ」などのベストセラーを手がけてきた。

 UFOと超常現象における研究の主要なテーマは、UFO目撃事件に始まり、宇宙開発や軍事上の情報操作の実態、宇宙考古学的な視点から見た人類の歴史、ミステリーサークル出現にいたる近代の文明に及ぼす宇宙人の動向、多様なコンタクト事件から判明する宇宙人の文明と、我々地球人の進化と能力の展望。