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![]() UP : 2005.08.13 |
5年ほど前、毎年カリフォルニアからアリゾナあたりを旅行していた知人が、「数10機くらいのUFO編隊を目撃した!」と、興奮して電話をしてきたことがありましたが、ここ最近、同じような目撃が海外で起きているようです。 過去半世紀以上にわたるUFO事件史を振り返ると、ある一定の時期に特定の地域で「集中的に」目撃事件が多発し、それが何度と繰り返されていることが分かります。 そのような状況を、数週間くらいの小規模の発生の場合は「フラップ」、数ヶ月以上の場合は「ウエーブ」と言い表しているわけですが、現在発生している現象は「ウエーブ」に当たり、主にメキシコからアメリカ南西部に及んで発生しているようです。 アリゾナやニューメキシコから南は、あのロズウェルやビジャヌエバの遭遇事件など、昔からのUFO事件多発地帯です。今回発生している事件の特徴は、前述の私の知人が見たように、多数のUFOが編隊を組んで飛び回っていることでしょう。 最初の映像が報告されたのは、1997年5月。20機くらいのUFOが、ばらばらに雲の間を飛び回っているものでした。翌年の3月には100機ほどが捉えられました。いずれも、青空を背景に白い光体が動き回る状況が見られます。 2001年8月にも、数10機が雲の中を舞っているのが撮影されていますから、私の知人が見たのも夏だったことを思い出すと、このころアメリカ南西部にも現れたのでしょう。 そのような状況に変化が現れたのは、昨年の2月、メキシコの空軍偵察機遭遇事件以降です。 ユカタン半島上空あたりで、麻薬密輸機の偵察を行なっていた、メキシコの空軍機が赤外線カメラで10数機の物体が、雲の中を飛行するのを撮影した事件です。 その後、当局によって念入りに検証されてから、メキシコの国防大臣の指示で映像が公開されました。詳しくは昨年のコラムNo.45をご覧ください。 この時、軍のパイロットたちは肉眼でUFOの姿をとらえることが出来なかったため、あくまでも赤外線とマイクロ波のレーダによって捕捉されました。その映像は、昨年4月に記者会見で公表された後、メキシコのテレビ特番で全国放送され、国際的な話題となりました。 メキシコ中部の高原地帯にあるリゾート地グアダラハラは、メキシコ第二の都市と言われ、さまざまな宇宙的な事件が起きている都市です。友人の古山晴久氏が以前住んでいた事もあります。 日本に招聘したことがあった当地の医師は、宇宙人らしき訪問者を診察したという体験を持っていました。「歳の割には、異常と思えるほど健康的な肉体だった」と、その時の驚きを語っていました。その訪ねてきた人物は見た目は人間そっくりでしたが、毛髪が全く無かったということです そのグアダラハラで、前述のメキシコ空軍事件の1ヵ月半後の6月10日正午12時半、太陽光を反射して銀白色に見える無数の丸い金属物体が、雲の下を舞い、だれの目にも見える形でUFOの大編隊が出現したのです。それは大勢の市民に目撃されると共に、複数のビデオカメラに捕えられました(下の画像)。その数はなんと500機にも及んだと研究家は報告しています。 ![]() これら一連の物体について、当初一部の科学者から「気球ではないか」などの見解が出ましたが、停止している時間が長いことや、特にグアダラハラの場合、「威厳がある」と表現された「指令機」と思われる大きな発光体が見られたり、いくつかの物体が明滅したり、猛スピードで上昇したなどの状況から、気球説は殆ど消えています。 その後、6月21日にも同じような物体が出現しました。 7月17日には、長時間空に静止しているUFO艦隊が赤外線カメラで撮影されました。 10月20日には、それら編隊の間に白い紐状物体が出現し、そこから小さな物体が出現するのが見られています。 このひも状物体は、太陽光の角度で、黒っぽく見えることもあり、ややもすると人間が空を飛んでいるように見えることもあるようです。紐はリング状になったり、固まってしまう場合もありますが、それ自体は飛行物体をカモフラージュしているようにも思われます。 今年に入ると、2月27日には大きな母船と100機ほどのUFO編隊飛行が撮影されました。 3月30日には、メキシコ市上空に50機くらいのUFO編隊が現れました。 この頃、日本からテレビクルーが当地を訪れ、目撃者や研究者にインタビューを行っています。 4月11日には「プラズマのように光り輝く」7機ほどのUFOが15分間ほど滞空しているのが目撃されました。 6月24日には、パラパやサンルイスポトシといった、少し北部の町に現れました。サンルイスは、私が会いに行った「私は金星に行った!」の著者・ビジャヌエバ氏が、小柄な宇宙人に遭遇して金星に旅立った場所です。 パラパではこの日、警察へのパトカー譲渡式が行なわれており、知事のスピーチの最中、11機のUFOがV字編隊を組んで出現し、30分間も滞空していました。知事は「火星人たちが到着したようだ」といって、上空を見上げながら数えたそうですが、この様子は、取材中のテレビカメラが事の顛末を撮影していました。 この時の知事の写真などが掲載された「デイリー・パラパ」紙の記事を、当社ホーム・ページに著者リンクしている天宮清さんの機関誌で頂いています。 実は、この6月24日は「国際円盤デー」に指定されているのですが、出現したUFOは、それらに関しての意図があったのでしょうか。 この頃のメキシコのテレビは、番組放送中でもしょっちゅうUFO出現のニュースを報道するほどになったといいます。最近では「空を撮影するテレビショー」番組が組まれているとのことです。 6月30日は、メキシコ・シティーで午前中強い雨があった後、午前10時には警察からの防空警戒警報が出されました。通りには多くの人が空を見上げて興奮していました。 空中には太陽光を反射して輝く40機ほどの金属物体がありました。UFO艦隊がまた出現したのです。テレビ局も駆けつけ、すぐに放送が始まりました。 そして先月の7月に入っても、アナワク高原などでの目撃事件が続いています。 このような状況は、国際的には全く報道されていません。現地でも、当局は戸惑っているのでしょう。軍や空港の管制塔レーダーへの取材は拒否されているといいます。何らかの圧力がかかっているのかもしれません。 これはソビエト崩壊の1990年に、ちょうど私がモスクワを訪れた時に似ています。連日目撃事件が発生し、報道ではソフトクリーム型・丸・三角形などの光体が飛び回っていたとあります。人々は屋根に上って夜を過ごしていました。 その後、ベルギーのUFOフラップ、イギリスのミステリーサークルの進化と事件が飛び火していきました。しかし世界のマスコミは、全くそれを追うことをしませんでした。 最も取材していたのはNHKでした。まずは公共放送がこの現状を取材して、ちゃんと報道すべきではないでしょうか。年末のタックルでは限界があります。 今回のメキシコの状況も、一般化されずに、無視されてしまうのでしょうか。 それでも、宇宙からの外圧は、ますます強まっていくでしょう。 |