緊急予言・今年晩秋の地震と来年の東海地震
UP : 2007.09.24

現在も「ジュセリーノ予言・第2集」の編集作業が続いていますが、前回のコラムより、早2ヶ月が経過しました。今回は、近況のご報告と共に、新たな情報についてふれてみたいと思います。

『未来からの警告』が出版された4月頃から、すでにジュセリーノ予言を題材にしたテレビ番組の企画が出されていましたが、どの放送局でも倫理考査で、全て壁に突き当たった形になってしまいました。中でも「未来のことなど分かる筈はなく、どうせ当たる訳がないのだから、未来の大災害のことなど取り上げられない」というのが大方の判断でした。

仕方がないので、過去のことで的中した事件を取り上げる方向で進むことになり、未来のことでも犯罪捜査ならば無難ではないかということで、ようやく決着し、予知文書の整理収集に入りました。9月25日に日本テレビ系特番で紹介される、「バージニア工科大学の銃乱射事件」や「長崎市長殺人事件」、「リンゼイ事件」などの犯罪予知文書を見ると、数年も前に、非常に詳細に事件が起きる内容が記されていることに驚かされます。

今回、TV局の特番スタッフが8月の現地ロケに先立ち、調査を開始し始めた矢先、いくつかの壁に突き当たりました。
まず、 『未来からの警告』の133ページに掲載されている、9・11事件の予知文書を受け取っていたマイアミ・ヘラルド社に取材を申し込んだところ、返信文のサインをした女性は今も在籍しているにもかかわらず、取材拒否となってしまいました。
また内外の日本の官公庁に送られたジュセリーノ文書は、全て受取後一年で処分されており、こちらも取材どころではありませんでした。

しかし、8月半ばに動き始め現地入りしたロケ班は、ジュセリーノ氏が予知文書を「公正証書」として登録している役場を訪ね、それらの文書の原本が全て保存されているのを確認し、驚いていました。コピーでも全て公式のシリアルナンバーが付けられていたのです。
その後数日間にわたって、文書の確認を行なったスタッフは、番組に使用出来そうな多くの文書に目を通し、過去の実績を認めることが出来たようです。

その中には、日本向けに出していた新たな予知文書の発見もあり、総じて充実したブラジル・ロケになったようですが、帰国後の取材スタッフが持ってきて頂いた資料には、ジュセリーノ氏宅で、スタッフの皆さんが苦労して捜し出してきた書簡の一つに、なんと「新潟県中越沖地震」の詳細が明記されていたのです!

以下にご紹介する手紙は、2004年8月19日に、ブラジルの日本大使館宛に「5度目の書簡」として送られたものです。文末には、当日の郵便局の発送レシートが付けられています。
下の画像は、その中で地震について書かれた部分になります。赤いアンダーラインの箇所にご注目下さい。

<訳文>
私の感覚において、あなた並びにあなた方の政府に対し、二度の地震が起きるという情報をお知らせします。
まず最初に、2007年7月13日金曜日に、日本列島中央部の新潟地域で、8人以上の死者と、859人以上の負傷者が出るでしょう。二度目はそれより西の地域である京都で、マグニチュード6・6以下の地震があります。

予知夢を見た直後の文書では、このように詳細のデータがありましたが、二年後の年間月別予言の中で、「日本で地震・・・」と簡略化されてしまったわけです。

このように原文を当たることによって、ジュセリーノ氏が最初に受け取ったイメージが、いかに「正確」であったかを、改めて確認することが出来ます。
すでに前コラムや他の媒体で述べて来ているように、この原文の内容を実際起きた現実に照らし合わせると、日にちが3日遅れて発生した以外は、ほとんど正確に起きていることがわかります。
今回入手した文書の他の箇所には、特番で取り上げられる犯罪に関しての重要な情報が出ており、今後の状況の展開を見て、「予言集U」に全文を掲載する予定です。

またその他に、テレビ出演だけでなく、今年の11月頃にのジュセリーノ氏日本招聘の提案が別筋から出されていたのですが、TVスタッフが日本に帰国した直後、その来日提案について、ジュセリーノ氏側から思わぬ連絡が入ってきました。8月25日のことでした。

その電話では、「ジュセリーノ氏がひどく落ち込んでいたようだ」というのです。
というのは、「この秋に起きる日本での地震の予知が見つかった」のと、さらに「重大な災害予知について、助言者(『未来からの警告』参照)からメッセージが来た」という事でした。

毎日多くの予知文書を出しているジュセリーノ氏は、数年前に日本に出していた災害予知文書を覚えていないこともあり、来日という提案が出て、初めて「助言者」が警告したように思われます。それらの内容について、この秋以降、年内に発生する災害と、来年に起きる地震の予知内容の「変更」と思われる、「助言者」からの緊急警告について、急きょご報告することにいたしました。


─── 今年10月に起きると予言された地震と台風 ───

今年10月の地震と台風については、すでに『未来からの警告』の315ページ1行目で、「世界の予言年表」の2007年の項に掲載されています。
以下の原文は「予言集U」にいずれも掲載する予定ですが、詳細を確認して頂くために、刊行に先駆けてこの部分を公開したいと思います。

この文書は、9月25日の日本テレビ特番でも紹介した、「長崎市長殺人事件」の予知文書の中にあるもので、1997年に長崎市役所に出された手紙です。
「10月の地震」の予言については、前回コラムで触れていますが、今回はその原文にあたります。

文書画像一番上の行、6番目の項目をご覧下さい。
英語ですので分かりやすいと思いますが、まず そこには──

「2007年10月と11月の間に、大阪で地震が起きる」

と書かれています。
このように、月をまたぐ言い方は、これまでのケースからすると、10月末か11月初旬と考えていいのではないかと思われます。
さらにその後に、

「これは、それほど強いものではないでしょう・・・」

と書かれています。

しかし、前回コラムで書きましたように、マグニチュード6クラスではないかと推測されますので、防災の準備は、7月の新潟県中越沖地震(M6・8)と同レベルを想定して行われた方が良いかと思います。

次に台風に関してですが、入手した原文を見ますと、若干ニュアンスが違っています。
原文は、2005年にブラジルの日本大使館に宛てた、日本やアジアで起きる自然災害の予知リストの中にあり、掲載した原文写真下部の8番に当たります。
文章はポルトガルで、以下のような訳になります。

「一つの大きな台風が、2007年の3月から10月26日の間に、日本に襲来するに違いありません」

つまりこれは、「10月26日に来る」ということではなく、すでに9月に来た「台風9号」の可能性もあるのですが、もっと巨大な台風がそれまでに来るのかもしれません。この点については、9月27日付け東スポ系コラムの内容は訂正されることになりますので、ご了承ください。

いずれにしても、「温暖化による気候変動は、より大きな台風やハリケーンを生じさせるようになる」と予言されていますから、注意しなければならないでしょう。


─── 11月に起きる東京湾地震 ───

これは、今夏にジュセリーノ氏の来日提案が出されたことによって出てきた古い予言のようです。まだ文書が私のところに来ていませんので、電話で受け取った内容をお伝えします。

「2007年11月25日に、海の近くの船橋(千葉県)で、マグニチュード7・3の地震が起き、125人ほどの死者が出るでしょう・・・」

この内容については非常に気になっていたのですが、最近ジュセリーノ氏が「これは起きないかもしれない」と慰めてくれているとのことで、日本の人々を怖がらせないよう、配慮して頂いているようにも感じられます。

11月の来日提案は流れることになりましたが、今後も最初に出ている文書を確認する必要があります。
すでに出されている予言でも、今年の月別予言に出ている世界各地で起きるとされる地震で、いくつかは発生しなかったと思われるものもあり、最初にジュセリーノ氏がどういう未来の情景を見たのかを見極める必要があるように思います。
いずれにしても、11月25日は日曜日ですので、大型テーマパークやショッピングなど、多くの人が出かけますから、注意が必要です。

このマグニチュードの大きさは、中央防災会議が想定している首都直下地震における東京湾北部地震とほぼ同じ規模になります。しかし想定より被災者数が非常に少ないのは、震源が深いのかもしれません。ですから揺れは震度5から6強くらいになるのでしょうか。あるいは何かほかの要因があるのかもしれません。
津波が発生した場合は、東京湾全域に影響が出るでしょうから、要注意です。


─── 2008年に東海地震の可能性 ───

これは、今年の8月25日に「助言者」が警告したため、ジュセリーノ氏が意気消沈して日本に電話を掛けてきた理由になっており、まだ文書は存在していないと思われますが、内容は非常に重要な意味がありますので、あえて今回、当コラムで公開することにいたしました。

その内容は以下のようなものです。

「2008年9月13日に起きる中国の地震(『未来からの警告』P145参照)は、日本の東海地震となる可能性があります。

日本で起きれば、中国では起きないし、もし中国で起きれば、日本の東海地震は2018年になります」


これは私たちにとって非常に戸惑いを感じさせる内容であり、その見極めが必要になってきます。セナの事故のように、発生時期が迫ってきて、より正確な予言が出てくる場合もありますが、ダイアナ妃事故のように、最初の予言が正確だった場合もあり、見極めは簡単ではありません。(『未来からの警告』参照)

この予言に対し、「(東海地震の)震源地は、静岡ですか?それとも名古屋に近いのでしょうか?」と質問したところ、

「名古屋あたりです」

とのことでした。

もしそうだとすると、エリア的には東海というより東南海地震に近いことになります。

地震の規模についてはまだ出てきていませんが、今の予知文書で確認できるのは、2008年9月13日に中国で起きる場合で、マグニチュード9・1とされています。
2018年に日本の東海で起きるとされている地震の規模は、マグニチュード10・6(初公開)です。
津波のせいもあって、30万人ともいわれる犠牲者を出した、2004年のスマトラ沖地震が、マグニチュード8・9でしたから、いずれにせよそれを「上回る」ことになるわけです。ジュセリーノ氏自身が衝撃を受けるのも無理のないことです。
今回ジュセリーノ氏はどんな情景を見たのでしょう?そして、私たちはこれをどう受け止めれば良いのでしょう?

マグニチュード9以上の地震というのは、私たちの想像を超えた規模になります。
中国の海南島あたりで起きるとされた予言では、海岸に押し寄せる津波の高さが30メートル以上になるといいますから、この前のスマトラ地震を上回ります。これによる死者は百万人に達するというのですから、大変な天変地異です。
東海地震としてこの規模のものが発生するなら、中国で起きる以上の被害が予想されます。

それでは、 なぜ中国から日本になったのでしょうか?

これについては、両方の地域の海岸線の形が似ており、ジュセリーノ氏が夢で見た情景が区別がつかず、同じアジアなので間違ったのではないか、という見方をする人もいます。
あるいは、民族のカルマのようなものが作用し、内容が変わるのではないかということも考えられます。いずれにしても、今のところ理由ははっきりしていませんが、「助言者」が訂正の警告をしたという点が気がかりです。

実はこのクラスを超えるような地震が、これから何度か起きることが、「予言集U」に掲載される年表で明らかになります。あるいは、まだ実態が良く分からない大変動予言もあります。
ジュセリーノ氏自身も、その見せられた未来の情景を判断しかねているものもあるようで、それらの内容は対処のしようが無く、まだ警告文書としては出されていないようです。

ただ、それらがどれほど「ただならぬもの」なのかは、『未来からの警告』の巻末に出ている「世界の安全地帯候補地」を思い出して頂ければと思います。
ジュセリーノ氏が、なぜそのような場所を想定しているのか?ということです。それ以外の地域が「安全でない」ということの意味を考える必要があると思います。

上記の予知内容がジュセリーノ氏から語られたとすれば辛いことですが、それが「起きない」ことを切に祈りつつ、お知らせしなければならないと思っていますので、読者皆様のご判断に供するために、公開した次第です。

最後に、「予言集U」に共著者サンドラ・マイア女史が書かれている言葉を引用させていただきます。

「・・・これらの文章を読んで、それを信じない権利はだれにもあります。しかし全ての人には知る義務があると思います。それはパニックを起こすためではなく、世界を安全に保つためにです。・・・」

この夏、日本からある方がジュセリーノ氏を訪ね、「私にはまだやらなければならないことがあるので、地球温暖化をくい止める期限を、今年末よりもう少し延ばしていただくよう、神様に頼んでもらえませんか」と、お願いしたそうです。

これに対し、ジュセリーノ氏は次のように答えたそうです。

「それは出来ません。神様が決めたことは変えられません・・・」

しかし、今年が期限だという意味は、物理的なことより人々の心の問題であり、より多くの人がそのために備え、心を入れ替えることなのだということを、ジュセリーノ氏は述べていたとのことでした。

私たちがあきらめることなく、未来への希望を持つことが何より大切であると思います。

韮 澤 潤 一 郎
にらさわじゅんいちろう

韮澤潤一郎の監修本
1945年新潟県生まれ。
法政大学文学部を卒業。

科学哲学において、
量子力学と意識の問題を研究する。

たま出版社長 他各社役員・
UFO教育グループ主幹。
 小学生時代にUFOを目撃して以来、40年にわたる内外フィールドワークを伴った研究をもとに雑誌やTVで活躍中。1995年にはUFO党より参議院選挙に出馬。最近は、『たけしのTVタックル』などの番組に出演、超常現象肯定派の側に立って論陣を張る。UFO絶対肯定派。これまでに『ソ連東欧の超科学』『ノストラダムス大予言原典』『第三の選択』、「エドガー・ケイシー・シリーズ」「UFOシリーズ」などのベストセラーを手がけてきた。

 UFOと超常現象における研究の主要なテーマは、UFO目撃事件に始まり、宇宙開発や軍事上の情報操作の実態、宇宙考古学的な視点から見た人類の歴史、ミステリーサークル出現にいたる近代の文明に及ぼす宇宙人の動向、多様なコンタクト事件から判明する宇宙人の文明と、我々地球人の進化と能力の展望。