スポーツの祭典と神々
UP : 2004.08.17
現在、ギリシャのアテネではオリンピックが開催されていますが、地中海で行われる競技のライブ放送は、日本時間の深夜から夜明け近くまで続き、多くの人が寝不足気味になっているようですが、こんな時、地球が丸いのだということを実感します。

実はこのスポーツの祭典は、遠い昔にギリシャの神々が国家間の戦争を回避するために、選手の競技という場所に人々を参加させ、平和を維持しようとしたとも言われています。

しかし、2000年以上経った現在も同じような状況であることに、いささか情けなさを感じます。中東の戦火は今だ止む気配がありません。そこでは国家間の利害や思惑の対立があり、結局最終的には武力に訴えるという成り行きが続いているからです。
国連とは、その状況をのり越え、一つの惑星として世界的平和を実現しようとする機関として存在しているということになると思います。
現状では、出資している大国の意向が出て来ることにより、理想の実現にはまだ至っておりません。しかし、ここであきらめてしまっては、先は無くなってしまいます。

前回のコラムでは、近代文明の発展の中に宇宙的な関与があったとことについて推論を述べましたが、同時に現実の政治の場においても宇宙的な関与が感じられた例として、国連で起きたある事件を紹介しました。

この前後に、国連から日本に対して働きかけがあったことについては、すでに2002年分のコラムno.2no.5で概要として取り上げていますが、今回はその文書全文を紹介することにします。



各国政府担当者に対する啓発的質問事項

01. 彼ら(宇宙人)は、何故
ここ(地球)にいるのか?
02. 彼ら(宇宙人)は、
何処からやって来ているのか?
03. 彼ら(宇宙人)は、
善なのか?悪なのか?或いは、我々と同様にその両者を兼ね備えているのか?
04. 彼ら(宇宙人)は
宗教は何か?
05. 彼ら(宇宙人)は、どんな
生活を送っているのか?
06. 彼ら(宇宙人)は、どのような
エネルギーもしくは燃料を使っているのか?
07. 彼ら(宇宙人)が、
火星のモニュメントを残していったのか?
08. 
クロップ・サークルは、何故、そしてどのような所に出来ているのか?
09. 彼ら(宇宙人)は、
家族というものを形成しているのか?
10. 彼ら(宇宙人)は、本当に地球の人々を
選び出して誘拐しているのか?
11. 誘拐には
パターンがあるのか?
12. 
一部の人々が他の人々より誘拐されがちだということがあるのか?
13. 我々は、彼ら(宇宙人)から何を
学ぶことができるのか?
14. 我々もやがて、
彼ら(宇宙人)のようになるのか?
15. 彼ら(宇宙人)は
外見は、どのように異っているのか?
16. 
何種類のUFOが存在しているのか?
17. 
彼ら(宇宙人)の成り立ちは何が違っているのか?
18. UFOは我々に出来ない
飛行で、どんな方法が可能なのか?
19. 
我々が作ってるUFOと、彼らのUFOはどう違うのか?
20. もしETやUFOに遭遇したとき、
どうすればよいのか?

以上の質問は、単なる知識や娯楽といったものではなく、
現実的かつ教育的なものである。我々は、今後もこの質問を問い続けていかなければ。いつまでも回答を見出すことは出来ないであろう。

国連「変容と啓蒙のための協会」代表



以上、この奇妙な名前の国連の非公式機関から出された文書は、各国の政府関係者に送られた質問リストです。

まずこの文書の最初の問では、作成した人物なり機関が「宇宙人の地球上での活動」をはっきり認めていることが分かります。実は、このグループの代表者に日本テレビがインタビューしたことがありました。その時の答として「今やUFOが存在しているかどうかの時代ではない。宇宙人とのコミュニケーションがとれ始めているのだ」というコメントがあったのですが、それは前回のコラムの内容とも符号しています。
さらに、イギリスを中心として発生している一連のクロップサークル現象・火星の人面岩やピラミッドなどの構造物が、地球外の知的生命体と関係しているという認識に立っており、アブダクション・インプラント事件なども、地球外生命体に原因があるように仄めかしています。

ここで興味深い点は「地球でのUFO開発」についてですが、はっきりと「我々が作っているUFO」と記されていると共に、実際に宇宙からやってくるUFOの動力が地球のそれとどのような違いがあるか?ということに、関心を促しています。
また「宇宙人自身が善か?悪か?」という問の後では、彼らの生活についての問いかけにまで及び、その実体を解明しようとしています。
そして究極的なポイントとして「我々も彼らのようになれるのか?」と問いかけ、テクノロジーだけでなく、精神的・宗教的なレベルにおいての未来展望にも言及しています。

最後の「この追及を続けなければ、解答が見で出せない」というはっきりとした意思表示は、最も重要なポイントと言えるでしょう。しかし、これが思ったよりも難しいことは今まで述べてきたことでも分かります。

国連の活動そのものの中に、全地球的な理想主義があることは当然ですが、そのようなスタッフの面々が「宇宙的な視点の哲理」を持っていたということはあまり知られていません。国連創設当初から事務総長官房室で活動していた、ロバート・ミュラーという経済学者の講演集の中では、至る所に「宇宙的な発言」を見ることが出来ます。

「我々は光のように、宇宙と永遠との深い霊的交わりにおける宇宙的な存在にへと、自分自身を高揚させなければならない」

「地球と我々の存在の結合を、宇宙と神性との関係に再構築しなければならない」

「地球に割り当てられた時間の長さを考慮に入れなければならない。宇宙の中での崩壊を、偉大な予言者たちと宇宙空間の使者たちが宣言したことを確認する」

「私は地球上での未来の平和、正義、幸福、調和は、この世界の政府によるのではなく、神聖な、または宇宙の政府によるのだということを、確信するようになった」



依然として地球が精神的に幼稚な段階にあるとしても、社会の「良きこと」の中に「優れた英知」が働きかけていることも忘れてはならないでしょう。その中に、直接的な関与があるということは事実なのです。

今までもスポーツイベントや映画、テーマパークなどでも「彼ら」の関与があったことを聞いています。もちろんそれらを悪用することは可能でしょうが、どんなことでもその扱い方によって、役に立つこともあれば害を受けることもあります。ただ、どう考えても戦争よりはスポーツの方が遙かに良いでしょう。

スポーツでは当事者がプレッシャーでつぶれることもありますが、もっと他の道もあるかもしれません。競争は「向上のための刺激」としての一面もありますが、宇宙的視点から見れば、相克を超えた世界もまた厳然と存在していると思います。
韮 澤 潤 一 郎
にらさわじゅんいちろう

韮澤潤一郎の監修本
1945年新潟県生まれ。
法政大学文学部を卒業。

科学哲学において、
量子力学と意識の問題を研究する。

たま出版社長 他各社役員・
UFO教育グループ主幹。
 小学生時代にUFOを目撃して以来、40年にわたる内外フィールドワークを伴った研究をもとに雑誌やTVで活躍中。1995年にはUFO党より参議院選挙に出馬。最近は、『たけしのTVタックル』などの番組に出演、超常現象肯定派の側に立って論陣を張る。UFO絶対肯定派。これまでに『ソ連東欧の超科学』『ノストラダムス大予言原典』『第三の選択』、「エドガー・ケイシー・シリーズ」「UFOシリーズ」などのベストセラーを手がけてきた。

 UFOと超常現象における研究の主要なテーマは、UFO目撃事件に始まり、宇宙開発や軍事上の情報操作の実態、宇宙考古学的な視点から見た人類の歴史、ミステリーサークル出現にいたる近代の文明に及ぼす宇宙人の動向、多様なコンタクト事件から判明する宇宙人の文明と、我々地球人の進化と能力の展望。