田中真紀子科学技術庁長官殿
UP : 2002.07.08
引き続きもう一つの書簡を公表します。

これは東京都への陳情、ならびに参議院選出馬のきっかけとなった
国連からの書簡です。国連の内部でどういう風に
UFO問題が扱われていたのかを認識出来ると思います。

この書簡を受け取った当時の田中長官に対し、UFO党を通じて
返答を聞いた時「この件に関して触れるのは勘弁してほしい」
というような返事を得ています。
まったく情けない話です。理解不足・認識不足も甚だしい
と言えばいいのか... 無理もないと言えばいいのか....

過去、何度かこうしたレベルの活動が国連でありましたが、
だいたいは米国の拒否権が発動されたような格好で消滅しています。
しかも残念ながらこうした当時の職員は、任期切れ等で
間もなく国連から去っています。けれどもこの流れは誰かが引き継ぎ、
いずれ活動を再開することになるでしょう



田中真紀子科学技術庁長官殿

 昨年(1993年)10月、私どもの協会(SEAT)はニューヨークにおいて、第2回地球外の知的生物と人類の未来に関するシンポジウムを開催いたしました。羽咋からも公式の代表にご末臨を腸り、貴庁の前長官である江田五月氏より同シンポジウムにあてられた特別メッセージを御朗読いただく光栄に与かりました。

 SEATの会長として非公式に語るなら、また当協会を代表し、また外部の何人かの専門家に代わって申しますなら、私は江田五月氏がETI(地球外知的生物)の問題に関して私たちにお約束下さった「積極的政策」が、長官殿の御在任中だけ続くのではなく、御父君の予見なさっておられた通り、その後もさらに発展していくことを望んでおります。何らかのドラスティックな変化が起こらない限り、日本が公共的なUFO研究とUFO情報の重要なセンターとなるという予測は現実になると思います。そして私たちはすでに、そのための重要な手がかりを得ています。しかしながら、これは私の深く確信するところですが、日本が国内の国連大学で実験的にUFO研究プログラムを確立しない限り、また世界数カ国のUFO研究専門家に広く意見を求めた結果得られた以下のような前提を尊重しない限り、そのような先駆的役割を担うということはきわめて困難でしょう。

 1.かなり唐突で圧倒的なUFO現象は、最近宇宙に起こった諸変化の一側面に過ぎません。それは1987〜88年に加速しはじめ、世界の株式市場の崩壊に始まり、ベルリンの壁の崩壊、東欧社会主義体制の終焉、さらにその後は全地球の気候・政治・経済の不安定化をはじめとする、多数の事態を引き起こしています。UFOをこれらの事態と無関係な分離した現象と見倣すことは、現実の大きな構図を見るのを拒むことであり、そのような見方は自滅への道とは言わぬ までも、非常に大きな犠牲を伴います。

 2.今や我々は、単にETIの実在を証明してUFO現象の爆発的出現を跡づける資料を作成するという段階から転じ、

ETIはなぜ地球に来たのか?
我々はETIから何を学ぶことが出来るか?
彼らにどのように対応をしたら良いのか?
何故ある人々は彼らと接触するのに、他の人びとは接触しないのか?
彼らと接触した人々は、本当に自分の意志に反して接触したり、
誘拐されたりしたのか?
ETはどんな言葉を持ち、あるいは地球上に刻印していったのか?

といった一連の大胆な問いを発してみることによって一歩を踏み出す秋です。

 3.ETIの技術は我々の物理・天文・生物に始まり、医学・考古学、さらには記録されている限りの歴史を含む一切の主流の学問に対する挑戦です。人類の間次元性(inter-dimensionality)を理解し、最終的にはETIのはるかに進んだノウハウ(特に彼らのエネルギー源)に追いついて我々自身と地球の生態系の破壊をやめるため、先端科学の徹底的な研究が平行して開始されるべきです。

 4.我々の現在の文明は恐怖と不信の文化です。我々が、我々とETとのコミュニケーションを遅らせ、おそらくは故意に米国が火星軌道探索機の打ち上げに失敗し、またソ連がフォーブス2の打ち上げに失敗するという悪循環のうちにあるのはこのためです。悪循環とは、我々が意識が低いゆえにETを恐れ、恐怖の虜になっているゆえに意識が低い、ということです。粗暴に見えるとしても、ETの「ショック療法」はおそらく我々に恐怖との直面 を強いることにより、恐怖を克服する助けになってくれるでしょう。被誘拐者が最初に言われることが「恐れるな」であるのはこのためです。彼らが私たちの気持ちを気にかけていないのだとしたら、どうしてわざわざそんなことを言うのでしょうか。従って、宇宙的意識の研究がこのプログラムに不可欠なのです。

 5.宇宙的倫理と霊性の比較研究とが特別に重視されなければなりません。ETの神性・全一者・崇敬についての概念、そして彼らの倫理法則と慣行が研究されなければなりません。我々をとりまくあらゆる存在が、沈黙の、不可視の、しかも厳密な倫理の法則と全一者により支配されていることを示す証拠がますます多く明らかになっています。私たちはこれまで、この全体的構図のうちのほんの一側面を発見したに過ぎません。

 6.国連大学は人類共通の挑戦に立ち向かうべく、国連創立者たちのビジョン(平和、発展、全世界の統一)を鼓吹しなければなりません。ウ・タント元国連事務総長が「ベトナム戦争後の国連が直面する最大の挑戦は、宇宙人だ」とある程度の確信を持って語ったことは、よく引き合いに出されるところです。今やベトナムは歴史上の出来事となり、ETが我々の未来の一部となりつつあります。ですから、日本の歴史的任務は充分な配慮をもって、未来の国連の政策のために着想と洞察と哲学を提示することです。それは国連に最も密接なつながりを持つ人々を鼓舞することでしょう。時はますます少なくなりつつありますが、これに対する対応は驚くばかりに欠けています。

 7.特に日本は、1978年12月18日に国連総会で採択されながら永年発動されることなしに来た33/426決議を復活させるよう、表立たない形ででも働きかけるべきです。そのためには、『未確認飛行物体(UFO)とUFO関連現象に関する研究を実施し、統合調整し、その成果 を普及せしめるための国連の機関ないし部局の設立』が必要です(コピーを同封いたします)。永年にわたる当局の抵抗のあとNASAは2年前国連にETに取り組むときには世界中がひとつの声で語るべきだとの勧告を行ないましたが、NASAのSETI計画は、火星軌道探索機の欠点のためばかりでなく、地球外空間を走査するマイクロ波の性能が低いためもあって、あまり有望ではありません。公式的にも財政的にも、日本は欧州共同体より(最近欧州議会は遅ればせに動いてはいますが)この任務を遂行する条件が揃っています。それに促されて米国がその公式の立場を変え、この問題を人類普遍のものとして扱うようになってくれることが望まれます。そうすれば究極は国連を頼みとすることになるのです。幸いにして、最近米国その他諸国の政府の最高レベルとの接触が始まっており、諸国の首長の多くそれに国連事務総長までが、特定部局(とりわけ軍)による事実の秘匿のため、ETIについてほとんど知らないことが明らかになっています。さらに詳しくは非公式にお知らせすることが可能です。

 8.学者であるとその他の専門家であるとを問いませんが、そういう人々の真摯な発言は、このプログラムの信頼性を高める上で大きく寄与します。下にあげる方々の一部は、すでにこの問題で諸国政府に招かれています。このリストは、誰にどんなことをお聞きになればいいかをお知りになるための目安となるでしよう。 

l UFOと歴史(ザカリア・ジトキン博士)  
2 UFOの基本的研究と主流の学問(ジョン・シュスラー)  
3 UFOと政治(スタントン・フリードマン、ロバート・O・ディーン)  
4 UFOと軍(ウエンデル・スティーブンス、マリア・ポポヴィッチ)  
5 UFOと宗教(ハリー・ダウニング師)  
6 ETIと心理療法(ジョン・マック博士)  
7 宇宙人類学(W・スティーブンス、ミヒャエル・ヘスマン)  
8 UFOと社会への影響(ロべルト・ピノッティ)  
9 UFOと宇宙の青写真(ノーマ・ミラノヴィッチ博士)  
10 UFOと宇宙外交(スティーブン・グリーア博士)  
11 作物周期とETの言語(コリン・アンドリュース)  
12 ETIとテレパシーによるコミュニケーション(インゴ・スワン博士)
13 世界のUFO研究団体(アンソニー・ハーネス)
14 現在の科学と国連に対する挑戦としてのETI(M・ラマダン)

この書簡と関連するすべての研究につき御検討のうえ、当方にご回答下されば、幸甚に存じます。長官殿と貴庁ならびに日本が、貴国ならびに国連、そして人類全体の未来を形成すべく力を合わせて最善を尽くされることを希望しております。

敬具

1994年11月27日
モハンマッド・ラマダン                            
15
  • 12. 19
UFOに遭遇したJAL機長へのインタビュー(1)
14
  • 12. 06
われわれにあてがわれた偽の過去を掘り起こす
13
  • 11. 26
わが目を疑う,この世のものとも思えない物
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  • 11. 11
地球のトップシークレット
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  • 10. 24
国家間の対立と、人間の深層
10
  • 10. 07
皇后様が引用された詩の作者は、優れたRV能力者
09
  • 09. 27
ロバート・ディーンとの対話(2)
08
  • 09. 11
ロバート・ディーンとの対話(1)
07
  • 08. 30
父の法要とUFO目撃の思い出
06
  • 08. 22
ETヒーリングの実践
05
  • 08. 07
第一七回参議院議員通常選挙 比例代表選出議員選挙政見放送抜粋
04
  • 07. 30
イギリスの対異星人組織(2)ローリー・マンスブリッジ
03
  • 07. 22
イギリスの対異星人組織(1)ローリー・マンスブリッジ
02
  • 07. 08
田中真紀子科学技術庁長官殿
01
  • 07. 01
都議会陳情