ロバート・ディーンとの対話(1)
UP : 2002.09.11
またアメリカは戦争を始めようとしています。
イギリスの首相も賛同し、日本も巻き込まれていくのでしょうか。
 カリフォルニア州経済の8割は軍事に関係していると言われます。
「戦争がなければ、社会が持たない」という、
いわゆる戦争経済に立脚している私たちは、今また起きようとしている
国際政治の成り行きに手も足も出せません。

  おそらくUFOの情報公開運動(デスクロージャー計画)を推進している
グレア博士等CSETI(LINKから同サイト参照)の人たちは、
内心クーデターでも起こしたいくらいだと思います。
しかし真相隠蔽のためにどれだけの血が流されたかを知っている
彼等は、発言と行動に極力慎重にならざるを得ないのが実情でしょう。

 一時ロックフェラーは彼等を抱き込もうとしましたが、
それは果たせなかったようです。しかしそうしたアプローチは、
「おまえたちはマークされたぞ」という暗黙のゼスチャーになります。
だからCSETIはよくやっていると言えるでしょう。

 こうした時期なので、文明の存続そのものが危機にある背景に
UFO問題があるということを認識するために計画がスタートした頃、
有力な推進者であった元NATOの情報官、ロバート・ディーンの
興味あるインタビューの一部を紹介してみたいと思います。

 なお前回のコラムで案内いたしました
関西テレビの『穴ねのね』の放送日は、
9月19日と26日ですので、訂正いたします。



(1)「歴史の終わり」

 我々の絶え間ない追求によってついにたどり着いた状況は、まさしく広範な滅亡の危機である。だが地球人類として知るべき真の歴史を人々に伝えることができるだろうか。
  時間のサイクルによって潮の満る新たなる日、新たなる年、そして恐らくじきに滅亡の廃虚がやってくる。そしてやがて新たなる輝かしい黄金時代が文字どおり共時的にやってくるだろう。時は収束しやがて新しい展望が少なくとも象徴的に開けるに違いない。
  そのような時代は誰にとっても際立って独特なものがあり、それらの予想には観念的な意味も含まれるのだが、まさしく「滅亡の廃虚」「歴史の終わり」「新世界秩序」・・・いまだかつてない変化の前兆である。私たちは見極めなければならない。


問: C.B.スコット・ジョーンズ博士、リチャード・ホーグランド、スティーブン・グリア博士(CSETI代表)、そしてあなたも含め、高度な側面 を持つ多くの人材が、ローレンス・ロックフェラーの代理人ならびにBSライト・ファウンデーションと連合した。それは議会と国連に、地球外の知的生命存在の現象を一つの問題として公式に認めさせるための圧力集団として手を組んだわけだが?

(解説: 宇宙人に関する否定することのできない当局の証拠が存在しているということは、人類の歴史で最大の重要事項だと言えるだろう。しかるに、国家の安全保障とやらを理由にそれらの情報を隠蔽しているのは、納税者である我々に対し、違法行為をしていると言えるのではないか。すでに時代は成熟期にあり、違法に隠蔽されているUFO問題を公開すべきだということは、もはや「知る権利」は「生きる権利」と同等の意味を持っているという譬えの通りである。なぜならば、そのことによって現在の人類が歴史的に到達した究極の場所を知ることとになるからだ。)

ディーン: 第二次世界大戦とその後の冷戦時代を通して、我々は勝者として生き延びるために、国家安全保障の名のもとに自己の安泰を図ってきたことによって、規則と法律の基本的な点で、違法に主権を手渡してしまうことになった。というのはドイツと日本を相手にして勝てるかどうかに不安があったため、進んで我々は自己の権利を放棄してしまったのだ。ドイツに対し核の秘密を守るために我々は国家安全保障構造を作ってしまったからだ。

問: それは国民の意思として許されたのではないか?

ディーン: 本来国民を保護しようというその意志が、戦時下において未曾有の能力を政府に与えてしまい、二度と国民に返されることがなくなったということだ。

 私ははっきり言おう、今や政府は国家安全保障の情報機関あるいはエージェントの名の下に政府内の政府を形作り、それは1つではなく1ダースにも上っている。そしてそれについてあなたがたは知ろうとしてはならないということになっているのだ。
  最近になって明確になるまでNRO(国民調査室)が何であるのか誰も知ろうとしなかった。ワシントンに投入される三億ドルの疑惑を追及されて明らかになってきたことだ。それは政府の周りにある怪物の一つなのだ。この黒い予算が支払われる実体について、大統領も議会も知らなかった。
  だいじな点は、その怪物は私たちが作り上げたということだ。そして今日、その怪物が私たちを捕獲しようとしているのである。その影の政府によって、地上のすべての人たちの人生に影響を与える方針が決定される。そして行政官や立法府のこの問題の責任に対して敏感である市民は選出されることはない。
  はたして私たちが作り上げたこの体制をやめさせ、除去することができるかどうか。ある人はすでに遅すぎるという。すでに憲法の条文などというものは、一枚の紙切れにすぎないというのである。
 
 1940年代後半において、初めは多くの理由によって合法的な躊躇と恐怖を彼らは持っていた。というのは、エイリアンがやってきているということがどういう事を意味しているのかを彼らは知らなかったからだ。軍ではハリー・トルーマンとホイト・バンデンバーグ将軍が、すぐに我々は侵略されようとしているのではないかと思い込んだ。彼らは1938年のオーソン・ウエルズの作品『宇宙戦争』を思い出したのだ。いわばそれが決定要因だったのだ。
 
問: 決定過程におけるさまざまな論議の中で、そのような単に恐怖というようなことがどれほどの重要性を持っているというのか?

ディーン: バンデンバーグにとっては恐らくそれが重要だったに違いない。 またトルーマンにとっては冷戦が主要な要因であっただろう。

 マッカーシー旋風が吹きすさんでいた時代で、恐怖と被害妄想が蔓延していたわけだから、軍の最高レベルでそのUFOの推進システムをロシア人が操作できるなら、冷戦はロシアの勝利で終わることになると考えたとしても無理のないことだ。
だから逆に、我々がその操縦法をマスターできれば、冷戦で我々が勝利するというわけである。冷戦、恐怖、そしてアメリカにせよロシアにせよそのテクノロジーにとにかく関わっていたという事実は明確である。そのためにトップシークレットの更に上の項目が設置されたのだから。

 我々ヨーロッパの同盟者が何も知らないときに、カナダ人はそのことを知っていた。だから彼らはワシントンにそのことに関して協力してもらえるものと思っていた。しかしそれは黙殺されてしまった。
 
問: あなたが暗示していることによれば、そうした進行中の計画が存在していたことになる。そこで考えられることは、カナダの事例からつぎのようなことを歴史が証明しているということになる。たとえ墜落したUFOの残骸があったとしても、政府が方針を変えてそれを直接展示して公開するというようなことはありえないということだ。そのような隠れた計画のために、多額な秘密経費を使うということはどうかと思うが?

ディーン: まさしくそれ自体が憲法違反である。軍事予算として勝手に計上して使う。CIAはNSAによって騒ぎ立て、NSAはDIAによって騒ぎ立てる。そして予算を獲得するために情報を一部垂れ流すような事もしている。ちょうど私のように漏洩しているものを放置しているというようなケースだ。

問: その情報も正真正銘の文書か、情報機関が利用して出したものかという事になるが?

ディーン: その通りだ。しかし彼らはけっこう長時間議論しており、その情報が悪用されるためにあるのかどうか、我々が見極める事は難しい。

(つづく)
(『UFO教室』27号より 韮澤潤一郎 訳)
                            
15
  • 12. 19
UFOに遭遇したJAL機長へのインタビュー(1)
14
  • 12. 06
われわれにあてがわれた偽の過去を掘り起こす
13
  • 11. 26
わが目を疑う,この世のものとも思えない物
12
  • 11. 11
地球のトップシークレット
11
  • 10. 24
国家間の対立と、人間の深層
10
  • 10. 07
皇后様が引用された詩の作者は、優れたRV能力者
09
  • 09. 27
ロバート・ディーンとの対話(2)
08
  • 09. 11
ロバート・ディーンとの対話(1)
07
  • 08. 30
父の法要とUFO目撃の思い出
06
  • 08. 22
ETヒーリングの実践
05
  • 08. 07
第一七回参議院議員通常選挙 比例代表選出議員選挙政見放送抜粋
04
  • 07. 30
イギリスの対異星人組織(2)ローリー・マンスブリッジ
03
  • 07. 22
イギリスの対異星人組織(1)ローリー・マンスブリッジ
02
  • 07. 08
田中真紀子科学技術庁長官殿
01
  • 07. 01
都議会陳情