ロバート・ディーンとの対話(2)
UP : 2002.09.27
隠蔽されたUFO情報の公開運動であるデスクロージャー証言の中に、
「戦略作戦室では、戦争のために敵を設定していた」というのがありました。

あるときはソ連だったり、あるときはテロ集団だったり、
あるいはエイリアンにしようなどと話し合われていたと言います。
そのようにして敵を作り上げるのだというのです。
 文明の基本である経済の存続のために戦争を行うということが
いつまで続くのでしょう?

解決がフリーエネルギーにあるとしても、
文明の基本の中にそれを使う要素がなければ表面化出来ない
というのが現状のようです。
ディーンの対談の中にその辺の様子が垣間見えますので、
もう一回後半を掲載します。

 微力ながら私たち自身でその突破口を探り前進させることが、
この惑星の存続に貢献させられるのだと思っています。

それが可能かどうかを考える意味で
11月23日に「アダムスキー大会」を開催し、
エネルギー問題についても実験公開を予定しています。
詳しくは、LINKから専用サイトに入ってご覧ください。

 年末の紅白裏番スペシャルは、まじめにUFO問題の歴史と
文明の裏側に迫ってみるべく画策中です。


(2)「文明の存続」

ディーン: 私が1967年にNATOの司令部を退職した後、1964年の査定で、我々の政府は軍においては少なくとも事件の一年後くらいにUFO墜落の詳細を知っていたという事に気づいた。それは司令部が印刷物としてまとめたもので、ロズウェル事件がほんの氷山の一角にすぎず、宇宙人の死体や生存者を含む十数件にのぼる事件があったということが表記されていた。

 それは最高機密に分類され、NATO同盟国に知らされることはなかった。だからそれらの国々はワシントンからもロンドンからも、一切の情報が得られなかったのだから、何も真相を知らなかった。しかし司令部が独自に調査研究を実施したことによって、内部にいた我々はけっこう早期にUFOの実状を知っていたわけだ。

 アメリカの政府によって、宇宙人の存在に関する完全な評価が公開される事を私は願っている。
 私は政府部内の人と、実施されている驚異的な研究について話をした事がある。それは研究所の中だけでなく、また単に調査されているだけでなく、そして自然科学の領域だけでもないのだ。人間のさまざまな条件や能力の可能性に関して心理学的な研究がなされているという事だ。

 例えばロスアラモスでリモート・ビューイング(遠隔透視)を含む総合的な研究を実施しているという事を知っているか?我々はそこで訓練を受けた人に出会っている。彼は暗い部屋に2時間ほど入って出て来ると、今朝クレムリンで何があったのかを話す事が出来る。彼はモスクワに行かずにそれがわかるということなのだ。

 我々は、アインシュタイン・ニュートン学説信奉者、そして物理学の古い伝統的な考え方を大変革するテクニックと技能の過程を開発した輝かしい時代にいるという事を知るべきだ。すでに科学の研究所で、クワンタム粒子のように光のスピードが究極のものでないという事を知った。
 あなたはそこの研究者たちが、どのようにして緻密な粒子が知的生命体の存在を証明する事になったのかわかるだろうか?UFO問題は、その巨大な真相が明らかになるに従い全世界を変革していくほんの氷山の一角に過ぎない。

 多くの政府の科学者、そして多くの国の政府と軍関係者はこれらの事を知っている。だからこそ彼らの多くがむきになって否定し公表する事が出来ず、しかも大衆はそれを受け入れる準備を決してしようとしない、というのが実状なのだ。
 12年ほど前の事になるが、私は何人かの人から、ロスアラモスではすでにレーザーを使って核融合反応をコントロールして維持する事に成功したということを聞いた。
 科学におけるこの一つの成功は、全世界の経済を狂わせる事になるのだ。つまり核融合は無限の安いパワーを使う事が出来るという事を意味している。それが石油会社、自動車業界、鉄鋼業、そして世界の経済にどのような影響を与える事になるか推測しなければならない。

 これは重大な問題であり、この種の知識が慎重に扱われなければならないという事は事実だ。そうでないとまずカード社会が崩壊し、現在機能している世界の経済構造がだめになってしまうだろう。そして飢餓・暴動・内乱が世界を被う事になる。だからその予測からいえば、すぐに今日明日の発表というのではなく、我々がそのための準備と改革を進めた後の、おそらく30〜50年後になるのではないだろうか。

問: ETの宇宙船の操縦性能についてはどこまで分かっているのか?それらはフリーエネルギーと呼ばれる反重力推進であると言われ、無限のエネルギーソースによって起動している重力フィールドシステムだと言われるが。あるいはその究極の技術が秘密の工業技術計画となり、墜落したUFOが極秘にされている理由なのではないか?

ディーン: 初期の事件だけではなく、多くの墜落した場所があった。1972年にはアリゾナ州のキングマンでは、いくつかの墜落機体と良好な状態のハードウェアを回収した。しかし最大の秘密事項は、彼らがUFOの推進システムを見つける事が出来なかったという事なのだ。それが飛ぶためにどのように作られているのか、なぜ墜落したのか、どのように制御され推進するのかを発見する事が出来なかった。私の知る限りでは、その当時12機のUFOが回収されていたにも拘わらずだ。

問: あなたが見た極秘文書である『アセスメント』では、何回のUFO墜落事件に言及していたのか?

ディーン: そんなに多くの回数ではなかった。その文書は軍が特定の目的のために限られた期間に結論づけるよう研究されたものだ。そして当面はUFOが脅威だと決定する事はしなかったのだ。UFOの飛行技術は、あらゆる点で我々もロシアをも超えていた。それでいて歴史的な長い経緯の中でも好戦的とは言えなかったからである。
 そこで『アセスメント』は終了したが、そのテーマの研究は続行されている。

問: 彼らはロズウェル事件には言及していたか?

ディーン: していなかった。彼らが直面した問題のみだ。例えば50年代初期から60年代にかけて、北海での軍事演習の際に非常な高速で2機のUFOが飛行した事があった。航空母艦の上空を飛び回り、数百人の乗組員が演習を中断して絶叫していた。その時船の操縦室から30メートルほどの上空を舞っている2機のUFOが写真に撮られていたものなどが掲載されていた。

問: この変革期における意識の確立のために、宇宙人の存在を公的に受け入れ、交流するようになるためには、たとえば国連などにおいてどのような制度上の活動が考えられると思うか?

ディーン: 確かに国連ならばこのテーマについてかなり積極的なきちんとした事が出来るチャンスだと思う。私は事務総長の関係者であるモハメド・ラマダン氏と話をしたが、ガリ氏の奥さんの興味はかなり強烈にこの問題に入れ込んでいることは確かだ。彼女の夫がどの程度かは知らないが、とにかく真実を解放するための運動を国連の場でなすべきである。

 もしこれがなされるためには、情報がアメリカだけに限られるのではなく、国という概念を超え、また宗教の宗派を超えたプログラムを作って進めなければならないと思う。私は、この真実はダライラマが主張するような主要な宗教の要素を含んでいるものだと思う。そして世界に影響を与えていく力を持っていると思うのだ。
 したがってこのUFOと宇宙人の問題は、全人類の宗教の問題なのだ。この惑星の誰もがそれを脅威と考えずに見るようになるのだ。

問: そこで問題となるのが、どこの国の憲法にも戦争についての記述が見受けられないという事である。主権在民というけれども、戦争が起きる事について国民の意思を反映する場はないのだ。国民の合意ではなく、社会経済学的な意志でいつのまにか起きるといったところである。この点は非常に不確実な状態にある。
 ビスマルクは「戦争は単に政治的な意志の別の拡張である」といったが、国家は社会技術的な計画にのっとって、それをコントロールする人々によってよりよい事だと判断された事が優先順位 で国民の意志として推進される。
 しかし概してそれらの意志の中には、暴利をむさぼる要素があり、その行き着くところは闇である。冷戦とは、共産主義を根絶しようという国民意志の代理戦争であったけれども、それは一つ間違えば人類の危機でもあった。

 アポロ月探査計画は国民の要求を満たしたのだろうか?予算上の危機としてそれは挫折し、現在は何も役割を果たしていないようだが?

ディーン: いやそうではなく、そのことによって実は私たちは歴史の重要な瞬間に到達したのだ。つまり、宇宙の中のほかの知的種族が到達したのと同じ重要な瞬間に到達したという事なのだ。

 現在、我々は熱核戦のための武器を持ち、細菌兵器やビーム兵器、精神兵器などを持っているけれども、もはや生存し続ける事が出来なくなっているということなのだ。もし我々が生存し続けるための調整が出来なければ、我々はどうなるだろう?我々はどこからやってきて、ここで何をしているのか?おそらくこのままでは我々は奈落の底に落ちてしまう。それは銀河系の中の小さな惑星の種の絶滅を意味している。

 そして巨大な銀河系の歴史書の小さな脚注に次のように記されるだろう。「小さな太陽系の第三惑星は、文明を維持できずに自滅した」と。私はこんなことは何千回何万回と起こっていると思う。
 我々は存続出来るか、惑星を失うかの瀬戸際にあると確信する。宇宙の他の知的生命体を受け入れるか、我々はこのまま自滅するかという事だ。

 我々が戦争という手荷物を持ったままで、招き入れてくれる地球外の知的生命体などいるはずはなく、我々がいつまでもこんなことをやっていられる訳がないのだ。宇宙人は我々が自滅するか、新しい真実の関係を結ぶまで隔離しようとしている。だからとにかく戦争という方法論を変えなければならないのだ。

 我々は希望を持って、この広大な宇宙社会に入っていかなければならない。私にはそれがはっきりとわかっているけれども、この情報をどのようにして大衆に伝えていいかわからない。私が出来る範囲で挑戦していくだけだ。
 いずれにしても、我々は地球人という種族として歴史の非常に大事な瞬間にいるのだ。

問: BSW財団、CSETI、アーリントン協会、ローレンス・ロックフェラーといったシンクタンクや博愛的な代表者とのあなたの議論において、そうした考え方を形成していく事が大切だ。

ディーン: その通りだ。彼らは同様な結論に達している。しかし、私にしろ他の人にしろ、それらの結論を立法府の人間すべてにどのように説得するかという事は難しい問題だ。だから、この問題は国連が関わる事が妥当だと思うのだ。
 けれどもそれが可能だと確信する事は出来ない。平等であるべき国連に対する権限が、アメリカ合衆国に偏重し過ぎているからだ。どういう問題であろうと、アメリカが反感を持つと国連への出資を削除してしまう。最近は何年間にもわたって60%以上の予算の拠出をカットし、とんでもなく巨額になってきている。
 それはちょうどヨーロッパ共同体議会で起こったのに似ている。UFO・宇宙人問題の調査研究機関をEUの中に設立しようという試みだった。
 EUにおいても、この問題を取り上げる事を撤回させたという事だろうか。我々米国は、ヨーロッパにおいてもUFO問題を破壊してしまったというのだろうか。

問: そのことはあなたがヨーロッパ共同体における「UFO観測センター」の議題の提出の事を言っているのか?
 その議題は、法律学者でもあり物理学者でもあるツリオ・リッジェ氏によって出されたものだ。『ガーディアン・ニュースペーパー』によれば、1993年に、彼は地球外の知的生命体に関する公式の報告をEC議会のエネルギー研究技術委員会のために準備する事を委任されていたというではないか?

ディーン: だが、アメリカは関係各国に圧力をかけてそれを思い留まらせ、中止させてしまったのだ。

 (韮澤潤一郎 訳編)
                            
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