国家間の対立と、人間の深層
UP : 2002.10.24
 アメリカによるイラク攻撃の開始間近とか、モスクワの人質事件の発生、北朝鮮の核開発と拉致事件の決着など、緊迫した国際問題が、このところ急にニュースを賑わしています。これらの問題に対して「暴力はいけない」とか「戦争絶対反対」というのは簡単ですが、すべてそれらの背後には、長い歴史的背景とその怨念が隠れています。
 世の中の出来事は物理的な人間関係だけでなく、心情的な思いというものが大きく作用していると言えるでしょう。その動機となるものは、意識されない人間存在の深いところに潜んでいるのです。

 先月スイスで開かれた国際児童図書評議会で、会の名誉総裁として皇后様が、貧困地帯の恵まれない子供たちに対する教育福祉に関してスピーチされた中で、どんな境遇の子供にも、勇気ある母の愛が必要性であることを、ひとつの詩を通 して訴えられました。

その詩「頬」の作者、竹内てるよ が、なぜそれほどまでに感銘を与える言葉を生み出したのでしょう。ある女性誌では、「美智子さまがメ心の師モと仰ぐ」人だと見出しにうたっています。また「美智子さまは、学生時代からお母さまと、その詩人のお宅に詩の勉強に行かれた」ともいわれています。

 しかし私はひとつ危惧していることがあるのです。
 それは、今までのテレビや雑誌、新聞などの報道の中で、竹内てるよに関し、最も重要なことでありながら、まったく触れられていないことがあるからです。まさしく人類の歴史の背後に隠れた、人間の業に関することだといったらいいでしょうか。
 竹内てるよは、晩年に当社の三冊のシリーズを最後に書き残しました。それは作詞活動をやめ、別の新たな人生に足を踏み入れて行ったことを意味していました。

 当社で今回復刻したシリーズの第一冊目の『わが子の頬に』の、まえがきに、その心境が書かれていますので、引用してみます。

 「私は、何の故にかインカの神より使わされた。
    そして、死者の因縁と取り組むことこそ、
      私の使命であり、私は老年を迎えてその使命にたつ。
  人間の全き生涯を守らんがために、
   私をして生命を献ぜしめ、
    その苦悩のために私を舞わしめよ。.....」

 何のことかお分かりになりますでしょうか。美智子さまは「私の中に今も住む、小さな女の子に誘われて、ここにきたのかもしれません」と、スピーチで述べられたのと、おそらくは同じ存在が、竹内てるよの「インカの神」なのかもしれません。その神が、彼女自身が自殺しようとしたその瞬間に現れ、思いとどまらせたとき、詩「頬」が生まれたのです。その神が与えた使命が、おそらくは人間の業というものを癒すことだったのです。詩人自らがその使命に突き進む様子を、これらの書の中に書き連ねていったのです。
 彼女には、人間が背負っている隠れた真実が見えたのです。結局は、誰もがその影響を受け、世界はそれに支配されているのです。

 当社の刊行物は、多かれ少なかれこの問題を追及しているといっていいでしょう。エドガー・ケイシーにもその能力がありました。スウェーデンボルグしかり、あるいはノストラダムスもその一人でしょう。その源泉をアカシックレコードと言い、科学的に利用され、リモート・ビューイングとして犯罪捜査や地中の資源探査などに使われています。

 竹内てるよはなんと『わが子の頬に』の中で、私の影響もあって、宇宙人のことにも触れています。彼女はエアー・マンという言葉を使っています。
 10月23日付けのCNNニュースは「UFO関連文書の公開を」とクリントン前大統領の首席補佐官だった人物が、情報自由化法に基づき、米国防総省が保有しているとされるUFOに関する秘密文書の公開を申し立てたと報じています。
 ただこの問題も、世の中の趨勢から言うとタブーの部類に入りますから、その補佐官は「異星人がいるかどうかの調査を始めてほしいということではなく、これまで説明がつけられていない空の現象について、科学的な調査を行うことを合法化してほしい」というような奇妙な要請の仕方をしています。これは、いまも真実が故意に隠蔽されているということが逆に明白になる報道です。

大げさに言えば、人類の平和のために、その源泉を見つけることが人類の使命なのではないでしょうか。
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