白服集団報道の顛末
UP : 2003.05.12
 一つの週刊誌が、渦巻きマークをつけたキャラバン隊の動向を報道して以来、たちまちテレビニュースの大半がそれに飛びついていきました。ちょうどオウムの裁判が行われていましたから、またあの悪夢の再来かと思ったのでしょう。さらにアザラシのタマちゃんに絡んでいましたから、ここ2週間テレビ報道の占有率トップを維持していたようです。

 最初、マスコミ各社ともほとんど情報を持ち合わせていなかったようで、まず日本テレビがこの団体の代表者の著書が当社から出版されているということをつかんだようでした。それも「地方の古本屋のサイトで見つけた」と言っていました。現在はすでに絶版で版権を返却していますので、当社のリストにはありません。

 インタビューされたものがオンエアーされると、その翌日に民放全局とNHKまでもが報道部部局から面会を申し込んできました。その間に週刊誌や新聞社が続きました。私はいっしょうけんめいに来られた方々に説明しましたが、結局彼らが欲しがっていたのは、代表者千乃さんの顔写真と経歴でした。声がかれるほど話した私の話は、あまり重要ではなかったようです。

 当社から出版されていた初期三部作のカバーの折り返しには、若き頃の彼女の写真があったのです。その下には略歴が書かれていました。私も20数年前のことでもあり、適切な話もままなりませんでした。

 報道攻勢は今も続いていますが、その間私もいろいろ思い出したり、勉強すると共にさまざまな情報を得ることができました。今日も日曜日にもかかわらず、自宅までロケ車が来ていました。しかし、説明しきれないこと、まだ話せないことも多く、問題はこれからも尾を引きそうです。

 なんといいますか、結局マスコミも学習しているということでしょう。
 いったいあの渦巻きマークはなんなのか?ニビル惑星とは何なのか?チャネリングとは?そしてスカラー波とは何なんだ?と。
 単に荒唐無稽として無視するには、やけに大勢が長年にわたって参加しているようで、無理がありそうというわけでしょう。
  所詮現在の宗教団体といえども、初期は同じような状態だったのです。

 神がかり・予言・カルト・生と死と魂・謎の電磁波論・フリーエネルギー・リビドー・SRV・そして宇宙と生命...これらは現代社会の背後で渦巻く、人類進化の脈動となっているような気がします。
 「 千と千尋の神隠し」や「ハリー・ポッター」のヒットはそれを暗示しているのではないでしょうか。やがてこれらが一挙に露呈してくるような、新しい時代に突入していくとしても不思議ではありません。
 これからまだ展開があるにせよ、事件を総括するような出版も検討中です。

 当社の刊行物で、千乃正法ならびにパナウェーブ研究所に関係する書籍を列記しておきます。

『天国の扉』千乃裕子 著 (品切絶版)
『天国の証』千乃裕子 編著 (品切絶版)
『天国の光の下に』千乃裕子 編 (品切絶版)
『神と天使たちの罪業』小野桂 著 (エルランティ霊団を糾明する)発売中
『フリーエネルギーの挑戦』横山信雄 他 (トーマス・ベアデンのスカラー波理論)発売中『ニコラ・テスラの地震兵器と超能力エネルギー』実藤遠 著 (復刻5月20日発売)
『驚異のハチソン効果』横山信雄監修 発売中
『大統領に会った宇宙人』フランク・E・ストレンジズ著 発売中
『ETに癒された人たち』バージニア・アーロンソン著 (天使や宇宙人とのチャネリングの真相)発売中
 他、今後の展開に伴い多数。
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