チャネリングは神に通じているのか
UP : 2003.05.28
 このところ、ニビルではなく地震が多いようです。こんな時はSRV(科学的遠隔透視)を駆使して、正確な未来像を予知することは出来ないものかと思ってしまいます。結局、起きてからでないと確証出来ないわけですから歯がゆいのです。

 しかし地震の日のお昼頃、都心でもカラスが異常に鳴いていましたね。
確かに人間にも、時間と空間を越えたセンサーが、超感覚的知覚として内在しているのですが、純粋な形でそれを引き出すことが難しいのです。つまり、より正確であることの度合いが人によってまちまちですから、それを測る何らかの尺度が欲しいと思うのは私だけではないでしょう。
 最近流行っている、開けば当たる占い言葉の本なども、時としてシンクロを起こすこともあるかもしれません。しかしそれは完全とは言い難く、当たるも当たらぬも何とかということになります。ただ、その深層意識に立ち入るきっかけにはなるでしょう。

 この時空を超える意識については多くの人が神業のように感じ、そこに救いを求めるのも無理のないことです。一度そんなところで的確な予知や透視を体験したり、奇跡的なヒーリングに出会い、命を救われたと感じれば、多額の寄付をしたり人生を捧げることもあるでしょう。

  ただここで問題になるのが「常に完全な知覚は無い」ということです。

  あの白装束集団が、大天使長のチャネリング宣言として報道陣に示した、ニビルの襲来が延期されたということについて、各局とも対応に苦慮していたようで、コメントを求めてきました。
 このとき私が示したのは「チャネリングの危うさ」についてでした。受けた内容が翌日変わるようなこともありうるし、精度はせいぜい良くて60%くらいといったことを、5月12日のワイド・スクランブルなどではフリップに書き出して解説してくれていました。

 そもそもあの大天使長に指名されてしまったヴァリアント・ソーは、TVタックルも追跡したことがあり、ストレンジス博士はその時ヴァルに電話をしましたが、クルーは会うことは出来ませんでした。
  また著者のストレンジスまでが天使にされていましたが、彼はまだカリフォルニアで生きています。そして同じ街にヴァルもいたのかもしれません。
 ですから、あのチャネリング宣言は非常に真実性に欠けるといわざるを得ないでしょう。しかし、それほどまでに人間が騙されやすいのは何故でしょう?

 「ワラをもすがる心境になる」ことが人生には多々ありますが、そんな状況で人はどうしたらいいのか?ということが重要になります。こういう時こそ、人間にとっては本当の意味で飛躍のチャンスなのだということが、最近原稿整理を終えた本の中にあります。
  宣伝めいて恐縮なのですが、これはあのエドガー・ケイシーの『神の探求』の解説本といわれ、スタディーグループの業績を、著者のマーク・サーストンがまとめたものです。ケイシー自身がチャネラーであり、その能力を発揮した人間であるだけに、その内容は非常に参考になるものです。超感覚的知覚など神に通じる力といわれるものが、カルトに悪用される状況についても詳しく述べられています。
 しかもこの本は、ケイシー自身が人生に挫折し、生きる目的を失った時に、それを超える方法を探究した結果生まれたものだというところに意味があります。ケイシーは非常に高潔な人格の持ち主でしたが、それでも弱点があったということでしょう、それによって打ちのめされてしまうわけですが、最終的な救いが何なのかということを追求していきました。

  目に見えないもの、人間にとっての最終的な救いとは何なのか。これは人類の大きな課題です。多くの間違いが犯されて、解明への挑戦が阻まれてしまうこともあるでしょう。しかしその先を見出さない限り、いつまでも現在の混沌の中に留まるしかありません。突き進むことによって、われわれはそこにまだ見出していない真理に出会うことになるはずです。 少なくともこのコラムの最初に書いた「真実を判別する尺度」を持つ必要があるでしょう。
  見えないものに足を踏み入れる時、それは即、自分の精神状態が反映していくということを自覚しなければなりません。そこにこそ新しい感覚の目覚めが待っているのではないでしょうか。

 最近だいたい出揃ってきた「地球にいた宇宙人の消息」の原稿では、彼らがいかに自分が宇宙人であることを隠し、この地球上で生活しながら地球のレベルアップを図っていたかが、如実に表現されています。まず第一は「地球を彼らの文明で汚染しないこと」となっています。つまりは外的に干渉することなく、地球人自ら気づくように促しているのです。
  しかしその人の業績を見れば、いかに多くの事柄、つまり他の惑星の文化が地球にもたらされているかがわかります。私たちはすでに彼らの影響を受けているということです。「ファースト・コンタクト」はもう終わっているのです。後は私たちがいかに「気づけるか」ということになるでしょう。
  これらの原稿を集大成したUFOに関する書籍は、今年の11月刊行の予定です。
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