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![]() UP : 2003.12.02 |
「出版会社の編集者だったのですから無理もありませんが、たくさんの監修本や雑誌の記事を執筆していながら、自分の本がないですね」と言われ、いざ自分の本を書き始めると「どうも文体が古い」とか「難しすぎる」「読みにくい」などの批判が相次ぎ、しょうがないので「資料を出すから適当にやってくれ」と編集に投げたら「韮澤潤一郎研究会」などというのを立てて、一応本としてまとめてくれました。 出来てみると恐ろしいことに、タイトルも表紙もタレント本みたいになっているではありませんか!恥ずかしいやら腹が立つやら....「こんなものが売れるのか?」と思わざるを得ませんでした。 しかし今や時代が変わり、読みやすくて面白い本しか売れないということですので、まあ我慢しておくことにしましょう。出版社から言わせれば読者は神様ですから、大衆迎合ではありませんが、読者の意識の変化にはかないません。 しかし私自身納得したわけではなく、UFO問題や宇宙人問題がもの笑いの種だとする情報操作の結果 、ただでさえ冗談話に落ちぶれているこの時期に、私としてはより真剣に訴えなければならないと思っているのに「笑いもの的に仕立て上げた本」など出せるわけがないのですが、本を作っても売れないということは私の会社が傾いてしまうことを意味しますので、泣く泣くこういう結果になってしまったのだということを、昔からの読者の方々には伏してご了解いただけるよう、お願い致します。 しかしまあ、言うべきことは一応入ってますので、UFO問題を知らない若い人たちでも表紙に惹かれて買って最後まで読んでくれれば、この問題の何たるかをわかってくれるのではないかという希望を抱いています。ということで言い訳はそのくらいにして、この本の本質に触れてみたいと思います。 一般的には、膨大な秘密予算を使って作り出される映画やテレビなどのSF作品によってUFOと宇宙人の関係が切り離され、宇宙人が「UFOの乗組員である」ということが薄れてしまっています。しかもその「宇宙人」というものが、ヒューマノイドというよりも爬虫類やアメーバのような、異種の気味の悪い実態にすり変わったり、さらにUFO事件そのものが、有り得ない、馬鹿げた、お笑い草になってしまっているわけです。これだけ洗脳されてしまうと、大衆はもはや判断力を失い、この問題について考える気力を失ってしまいます。 さらにこの問題を複雑にしているのは、世界的に流行しているチャネリング現象によって引き出される啓示=宇宙人の言葉とされてしまい、宇宙人の実態があたかも神や仏のように「霊言を与える異次元の存在」であるという考え方が主流になってしまっています。 こうなると人の心理としては、ここに神頼みの考え方が出てくるのです。 結局、この考え方は宗教に限らず団体や組織に依存する方向に流れ、ひいてはその組織のリーダーや教祖に対する個人崇拝に行き着いてしまいます。つまり霊言や啓示というものを絶対視する気風が醸成されてしまい、それを発言する人物を神格化して崇めてしまうわけです。 中には、進化した宇宙人をそのように思い込んでしまっている人も多く「間もなく彼らがやって来て地球を救ってくれる」などと考える人もいるようです。 どのような能力者といえども、一つ当たったからといって次も当たるとは限らないでしょう。結局、信奉する人というのは教祖と共倒れになるのです。 どのような能力者といえども、人間が介在するのですから限界があります。いわゆる「超能力」はSRVの延長であり、ある確率のもとで成り立っていますので、「結局は選択する権利とその結果を受け取るのは自分である」ということを自覚しなければなりません。 現象というものはすべて不確かであり、流れていきますから、いわゆる概念形成は絶対ではありません。「バカの壁」という本のタイトルの意味は「概念による思考の先入観」のことだと著者は述べていました。 また、どのように優れた教義といえども、言葉になり概念が出来た段階で、不完全なものとなります。これは最近民放で放送された「人間とは何だ」という番組でとり上げられていましたが、ああだこうだと言っても、物事の最終的結論というものは理論で出ることはなく、好き嫌い_つまり直感による感情によって成されなければならないという、大脳生理学的な原理こそが真理というものでしょう。つまり右脳の部分です。 時空を越える超常的な能力は、現在飛び交っている生きた波動をキャッチしていくわけですから、理論や言語思考では追いつけず、どちらかといえば感情や情緒、あるいは想念に近いといえます。 実はこの事は私の体験として、今回の『ニラサワさん。』の中にも書いたのですが、かつて日本にいた金星人と言われた人の指導によって訓練をしていたホームレス時代、その「バカの壁」を取っ払うことを実感したのです。 本の中にはいくつも笑い話がありますが、そんな「バカの壁」が外れた人たちが、かつて私の周りには多く居ました。不思議なことにそうした人たちの多くが、現在の有名無名の集団の教祖になっているということは偶然ではないでしょう。 現代人は「バカの壁」に囲まれた「地球カルト人」なのです。 そういう意味では、一般の常識人の方も精神世界の専門家の方も、多かれ少なかれそうした壁に突き当たっているはずですから、今回出版された『ニラサワさん。』を騙されたと思っていいですからぜひ読んでみてください。本当の意味での「宇宙」を実感して頂けるものと思います。 |
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大晦日紅白裏番のバトル |
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世界初公開:地球に存在した宇宙人の詳細 |
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NHK番組で放送された鹿島説裏づけ映像 |
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現代に及ぶ歴史の重み |
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歴史のタブー |
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隠された電磁テクノロジー |
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空間エネルギー実施機構(SAES)の原点 |
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国家防衛とバベルの塔 |
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真夏の夜の幽霊話 |
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情報の流れと大衆のアイデンティティ |
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歴史的経緯のなかにおける欺瞞と犯罪 |
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滅亡しそうな種族の最後の生き残り |
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マトリックスの網を見破る難しさ |
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チャネリングは神に通じているのか |
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白服集団報道の顛末 |
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変革と癒し |
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地球に住んでいた宇宙人の消息 |
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平和と改革 |
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予言の成就 |
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イラク開戦と宇宙からの介入 |
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NASAにいる宇宙人たち!! |
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SRV(科学的透視)やチャネリングの効用 |
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UFOに遭遇したJAL機長へのインタビュー(2) |