国家防衛とバベルの塔
UP : 2003.08.25
 このところ日本は、北朝鮮との関係において微妙な立場に立たされています。不法に日本人を拉致して自国の利益のために使ったという、日本人にしてみれば、激しい憤りを感じざるを得ない国家とどう対面するべきなのかを問われているわけです。

 韓国は同胞として懐柔策を取ろうとしていますが、外から見ていると「そこまで卑下しなくてもいいのではないか」とさえ思われます。しかし韓国の為政者には「もうこれ以上戦争は出来ない」という固い意志が見てとれます。一方アメリカは「ならず者国家」として核の保有をあくまでも許さない、強硬な立場が貫かれていいます。
 こうした中で、中国の北京において6カ国協議が開催されますが、どういう結論が導き出され、今後どのように展開して行くのかは、まだ未知数です。

 現在、10月に発行予定の『日本史のタブーに挑んだ男』の編集に入ってますが、この本によれば、日本と韓国そして北朝鮮がいかに同一種族であったかがわかります。

 この夏のお盆休みに、台風通過の中を郷里の墓参に行って来ました。ちょうど台風の目の中に入ってたらしく、ほとんど雨風の被害もありませんでした。実家の書庫を見てみると.....タブーに挑んだ男として取り上げられている鹿島昇氏の本が、何十冊も並んでいるではありませんか!
 どうも私の父は晩年、郷土史研究家として鹿島昇氏の影響を受けたのか、新潟県中部にある古墳群をいくつも現地測量をしたりしていたようなのです。もちろんそれらの古墳は一般の歴史書には出て来ていません。いずれも時代は縄文から弥生にかけての年代のものと思われます。

 それらの資料の中に面白い記述がありました。「新潟県中部の海岸線で、柏崎から出雲崎の中間地点あたりの古い神社に、明治の初期の頃まで百済の王の石碑があった」というのです。あまりにも古いものだったので、明治期に建て替えられているということでした。それがいつの時代のものであったのかは不明ですが、神話時代当時の原始的な稲作農業集落に、オリエントの鉄器文明を携えた朝鮮半島の文化が流入しているのでしょう。「イズモ」という言葉自体「大陸から渡ってきた「ニギハヤヒの命の一族」である「ヤマト」に由来する」と記しています。

 その海岸線は、私が子供の頃海水浴でキャンプをしていた場所でした。ある時はクジラが上がったこともあり、海流がうち寄せている場所です。韓半島からも人々がやって来やすい所だったのでしょう。こうして幾度か豪族の支配が繰り返され、有史時代に入っていきます。

 皮肉にも、この近くの柏崎や佐渡などは、北朝鮮による拉致被害者が多い場所です。

 歴史を遡れば、一つの地域というものは文明が流入したり、侵略や移住などが繰り返されて今日に至っているということになりますが、文化の接触は相手次第で侵略にもなり、友好にもなります。
 この歴史の教訓を生かすため「バベルの塔」に象徴される為政者による偽りの歴史観を解明する必要があります。国の建設と維持には、多くの国威発揚・国家防衛が必要とされてきましたが、そのために何かを隠してきたのかもしれません。
 今回の本は、明治維新から今日に至る近代史の裏側を、これまでにない衝撃的事実とともに提示し、今後の日本のあり方を考えさせてくれるでしょう。 

 当社は韓国の出版物も何冊か出していますが、ある時著者の関係者から「過去に何度か日本を侵略したことがあった」と謝罪されたことがありました。歴史認識は国家間の交渉に重要な位置を占めます。そう言われると、日本人としての立場もはっきりと自覚せざるを得なくなるからです。

 当書は「日本史のタブー」からさらに「アジア史のタブー」そして「旧約聖書時代のタブー」へと遡って行きます。最後に辿り着くシュメールの神話は、宇宙的源泉を感じさせます。
 現在の中東パレスチナ問題や、植民地時代の奴隷制度の影響を色濃く残すアフリカなど、問題山積の世界ですが、怨念やプロパガンダに影響されない、国際的な国家判断が推進されることを願わずにおられません。
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