歴史的経緯のなかにおける欺瞞と犯罪
UP : 2003.07.10
 テレビ番組の「Xファイル」を久しぶりに見ましたが、以前にもまして腹立たしい感じがしてしまいました。それは最近公表されている。ディスクロージャーの証言にあるように、核ミサイルの電気系統を遮断するような彼らの平和的発想や、これまでの多くのコンタクティーたちが体験してきた宇宙人像とは大違いに、憎悪や恐怖などを含むそれらの表現は、そんな形でないと番組の視聴率を稼げないということなのでしょうか?視覚的にどぎつく、われわれの気持ちを不安にさせるような言葉で、注目させざるを得ないのでしょうか?

 1994年の時点で、アメリカの上院歳出委員会の調査委員長だったニック・ダマト氏は、UFO問題に関する情報操作のために年間約10兆円の予算が使われていると証言しています。それから10年ほど経った今日においては、その倍の額に達しているだろうと言われています。

 私自身も1990年にアメリカ東海岸を訪れた時、米国副大統領が映画会社にUFOに関するSF映画を発注する、その現場に立ち会った情報関係者の話を聞く機会がありました。その際依頼された映画会社は「フォックス」でした。映画のストーリーは「地球の各地の地下基地にいる宇宙人や月面のUFO基地の実態を探るために超能力を使う」という内容だったとのことでした。「Xファイル」も「ロズウェル」この会社の製作です。

 最近もミステリー・サークルに関する映画が作られていましたが、結局最後には、恐怖心をあおる宇宙人の姿が出てきています。
 かつてディズニー映画会社は、宇宙人問題に対する石油資本の強引な隠蔽工作等について告発する映画を何本もを作っていましたが、近年は逆にスピルバーグ監督などを抱き込み、大衆の情報操作側に立ってしまったと判断し、グリア博士たちは協力を断ったようです。

 一般に私たちは1つの文明の中にいて、いわば「環境の奴隷である」と言えるかもしれません。だいたい自分で考えることは苦手な方で、回りに展開しているテレビドラマやスポーツの観戦などに、気ままな時間を過ごしてしまいます。
 人間の精神というものは或る意味そのようにデリケートであり、凶悪犯罪によって肉体を傷つけられるのと同じように、心も環境によって様々な障害を受けます。
 最近も12歳の少年が幼児誘拐殺人事件を起こしています。あるいは通り魔事件や、援助交際とか、大学のサークル強姦事件など、人間の生命エネルギーとしての性の問題がこの社会の中ではまだ未熟な状態にあると言えるかもしれません。
 こうした中に「地球カルト人間」の現状を見るような思いがします。

 極端に言えば「自分の体も自分のものではない」し「自分の性も自分のものではない」のです。水だって飲み過ぎれば死にますし、飲めなければ、乾いてまた死にます。ちょっとした程度の問題ですが、そこが難しいのでしょう。

 地球ではとかく物事は「所有」によって管理されます。しかしそれがために、抑圧され、エネルギーが歪んでしまうのです。ですからそれらが本来どうあるべきかについて、進化した社会のマナーがどうなっているかについて、考えてみるのもいいかもしれません。

 しかし私が言えることは、これらの問題の本質についてUFO問題から考える場合、すでに情報操作の手が入っているということです。似せコンタクト事件のケースにおいて、水を飲ませすぎて、また抑圧の中に戻そうとする動きがあるのです。物事のそうした巧妙なバランスの中においてこそ、理想の社会が形成されるというのが大事なことでしょう。

 現象と精神の理想の姿を追及し「道徳」というものによって実際に社会を形成しようとしているところがあります。もう30年以上も前になりますが、千葉県にあるモラロジー研究所というところに訪ねたことがありました。行き交う人がだれもにこやかに挨拶を返してくれ、道にゴミが落ちていることもありません。
 われわれの一人一人の心がけによって、どのような社会をも作ることができるのでしょう。ただそれは「形だけ」ではなく、肉体の成り立ちと精神の成り立ちーそして恐らくは宇宙に通 じる魂の成り立ちに配慮してこそ、可能になるのではないでしょうか。

 まだ私たちのこの地球では、毎日の食べる物が不足している場所がありますし、社会として成り立たず、民族運動のようなゲリラ対立に明け暮れている地域もあります。産業も育たず、生産活動が殆どなされていないところもあり、日本では理解出来ないような社会が、この地球上にはまだ多くあるようです。
 これらの場所ではまず「食べ」なければいけないのでしょう。われわれが気にしているような問題は二の次になっているかもしれません。そういうところでは、たとえ偽りの歴史でも、まず富国強兵みたいなことが必要とされるのかもしれません。しかし社会が成熟し、それらの機構の上層部が腐敗し不要となったときは、欺瞞が明らかにされ、真実に基いて次の段階に向かわなければなりません。

 この日本の歴史的な経緯を見ても、それは何千年にわたって少しずつ改善され、今日に至っているということができるでしょう。その経緯の中で、為政者が大衆に対して過去の歴史を偽ってきた可能性があります。
 これは近く刊行される当社の歴史に関する書籍にありますが、ヨーロッパでもアジアでも、そして日本においても伝えられている歴史が、真実かどうかということは問題があります。
 そして今日、宇宙の現状を隠している為政者の偽りの姿が見えてくるということになります。
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