空間エネルギー実施機構(SAES)の原点
UP : 2003.09.09
 おととしの5月におこなわれた、UFOに関する情報公開は、空前絶後の証言者数と、その驚異的な内容によって、静かに世界中に浸透しつつあるといえるでしょう。

 詳しいデータが、書籍やビデオによって公開されたほか、CSETI(当サイトのLINK参照)のデスクロージャー・サイトを通 じてインターネットで配信されると、数百万人のアクセス数に達成しました。
 このときの主張は、9.11テロの発生によってより明確になったわけですが、情報公開というものが、単にUFO事件の暴露に留まらず、私たちの惑星全体の問題として認識する必要があるということになったわけです。

 つまり、石油などの化石燃料に依存し、その利権や産業維持のために戦争をしているような現状は、環境問題を含め、地球そのものの生態系の破壊に至るのだから、UFOの動力として開発秘匿されている、新しいエネルギーを解放しなければならないという結論を導き出しました。
 それは、とりもなおさずUFO情報の公開にもつながっていきます。

 CSETIを立ち上げ、その後以上の結論に達したグリア博士は、このエネルギー問題を最も重要な優先課題だと判断し、最近、SEAS(スペース・エネルギー・アクセス・システム)空間エネルギー実施機構を開設しました。

 これは会社組織のようですが、技術と経費の上で支援システムを持っているようです。
 この新しい試みは、多くの問題があるとはいえ、とにかく一歩前進する手だてにはなると評価したいものです。とかく民間の多くの研究者は、企業と個人の関係にとどまり、情報が埋もれてしまいます。
 私たちに出来ることは、現実的な何らかの動きです。それ以外に前進する道はないでしょう。

 今回の組織設立に重要な役割を担ったシオドア・ローダー博士の基本姿勢を、インタビューされたものを通 して紹介してみたいと思います。


宇宙的な目覚めの時(1)

 「惑星間の戦争が存在していることと、大衆を洗脳している軍組織と産業グループが有るということは、ハリウッド流の映画の物語ではなく、現実のものなのだ」と、ニューハンプシャー大学のローダー博士はいう。

 彼は同大学の常勤の海洋化学の教授であるが、UFOと宇宙人に関する報告書を1年以上にわたって調べた結果 、そのような認識に至ったという。それらはまったく冗談事ではないと強調する。この現在57歳の海の男は、誰もが「目覚める」ことを願っている。

 昨年(1997年)の夏、UFOの目撃体験者たちがホワイトハウスに対して説明を要求したことを受け、統合参謀本部と下院議員によって開催された秘密の状況説明会に於いて、ニューハンプシャー州を代表して出席していた。

 彼は一年以上前に、かつてアイゼンハワー大統領の下で働いていた従兄弟(スティーブン・ロブキン将軍)から「1947年にニューメキシコ州ロズウェルに墜落したUFOの残骸の一部を見たことがあった」ということを聞いて以来、この問題に興味を持つようになった。軍はその物体が「実験的なスパイ気球の部品で、UFOのものではない」と言っていた。

 しかし宇宙人やミステリー・サークル・目撃事件の秘密の報告書といった材料を使って宣伝する、ディズニーが作り出す「UFOに関するショー」というものが、ローダーから言わせれば「それらすべてが宇宙人が地球にいる証拠だ」という。背後にいる隠れた組織は「それらすべてが神話に過ぎない」と国民に思わせようとしているというのだ。
 そして「ミステリー・サークルを作ったり、UFO事件を暴いたりする偽装人を、陰の組織は雇い入れている」と彼は言う。

 ローダーは地球外知的生命体研究センター(CSETI)のメンバーであり、彼ら自身UFOを目撃しており、いずれ証言するであろう宇宙飛行士や軍の最高幹部達とも懇意である。

  彼はそのような偶然の知り合いの多くが、宇宙人問題の真実と地球外テクノロジーの存在の確証をもたらしてくれていることに気づいた。

博士:我々の惑星地球にはエイリアンの宇宙船が訪れており、今は人々がそのことをはっきり自覚するべき時である。それは存在する問題の中で、最も重要なものだからだ。
 思うにこの惑星を訪れている宇宙人の増加は、我々の間違った行いが原因のように思われる。「私はこの惑星を見てみよう」と言っているのだ。この大地を眺めてみると、我々は汚染によって死に瀕しているといえる。この緊急事態というものが地球外の生命体を呼び込んでいる。したがってますます目撃事件は増大していくだろう。

問:それにしても、我々が取上げる目撃例の90パーセントは誤認だと相互UFOネットワークはいっていますが?

博士:確かに「金星」とか「沼地のガス」といったこっけいな場合もあるが、もし金属製の巨大な円盤が発光しながらあなたの家の上に滞空してから、音も発せずに次第に降りてきたりした場合、それは「沼地のガス」でも「金星」でもなく、真実の物体ではないか?

問:軍は常に「我々はUFOを調査もしていないし、その存在を信じてもいない」という基本路線を持っていますが、そうした報告はまったく間違っているということをあなたは聞いていると思う。軍がそのように隠しているのは良くないことではないでしょうか?

博士:我々は、そのようにして情報が消えてしまっているということを知っているけれども、軍はその否定的な立場を大衆に押し付けようとしている。結局、人々はそれを信じてしまっているのだ。

問:なぜそのようにすっぽりと隠してしまうのでしょう?現在は資本主義社会なのですから、もしエイリアンクラフトの高度な技術の中に、画期的なエネルギーのテクノロジーがあるのなら、それによって我々は多くの利益を得、飛躍的な恩恵を被ることが出来るのではないかと思うのですが?

博士:実にこの部分は不愉快なところなのだが、確かにこの50年間、そうしたテクノロジーの研究に関わってきた軍部と隠れた軍隊、それに企業というものの構造が存在したのだ。
 たとえ彼らが「告白」したとしても、画期的な内容が現れたり、人々の意識を作り変えたりはしないだろう。それを聞いて人々は野球の試合をやめ、飲んでいたビールのビンを置いて聖なる「雌牛の像」を見るかもしれないが、確かにその「存在」は真実であり本当なのだけれども、その「発言」は真実ではあり得ない。
 このようにして50年間というものメディアを通して演出され、人々はその鎖に繋がれたまま統制されている。

問:それではあなたはマスコミ媒体がコントロールされていると言うのですか?

博士:まったくその通り。

問:それでは人々は誰によってコントロールされているのですか?

博士:誰があなたがたの鎖を引っ張ってるのかは知らないが、過去50年の歴史を見れば歴然としている。かのトルーマン大統領のもとに非常に厳格なグループが存在していた。 当時は米ソ冷戦下に有り、秘密裏に研究を運ぶ戦略を取っていたので、当初から隠蔽を命じられていた人々である。

問:それについては多くが語られているが、ではいったい何が隠蔽されているのかということになるのですか?

博士:それは現状をよく把握することによってのみ明らかにすることが出来る。(各地のUFO研究者がEメールでグレア博士に送ってきた情報によって「ディズニーの会社が、家庭的な基盤の中からUFOに関する情報操作を行うための、政府の計画の一環として選ばれた」という証拠があった)
 このところ私たちはマスコミの流す情報を見て、ますますこの認識がはっきりしたと考えている。たとえばフォルクスワーゲンなどの自動車の広告には非常にたくさんUFOや宇宙人のイメージが使われている。コマーシャルに出てくるキャラクターはUFOのように空を飛び、画面を横切って飛来する。そして「この未来の最新技術はエイリアン・テクノロジーによって開発された」ようなことを言っている。

問:それは単に媒体が面白がってやっていることではないでしょうか?マスコミは今まさに巨大化し、そこに茶化しが入っているということでしょう?

博士:もちろんその通りが、それは要素の一部に過ぎない。要するに「邪悪さ」が含まれているのだ。媒体が「意識的」にせよ「無意識的」にせよ、人々はそれによって制約を受けているのだから。

問:どのような根拠で、あなたはそのように判断しているのですか?
いったいどうすれば良いと言うのでしょう?

博士:(フィリップ・J・コルソーの『ペンタゴンの陰謀』を手にとって)
 
1960年代における表舞台に出ない彼の「仕事」は、ロズウェル墜落事件によって機体を回収し、そのテクノロジーを獲得していたということだ。「材料があり、それを合衆国の企業の商品開発に寄与させ、我々がそれを使うことが出来た」ということだ。これらの人々は軍の信任を得てこうした発言を行っているように思われる。あなたがたはこうして注目を寄せているが、彼らは早急な反応を期待しているわけではない。

問:あなたはそれが軍の信任を得て行われ、かつ「邪悪さ」が含まれているというが、それは矛盾していませんか?

博士:それはもっともな質問だ。最初この問題を調査し始めた時、私はこの問題の具体的な情報を信頼していた私の従兄弟から得ていた。しかしその情報のすべてを確信していたわけではなかった。あなたと同じように疑問を感じ、現実的にどういうことなのかを確かめる必要性を実感していた。

 そこで調査を始めてみると「地球外の知的生命体との戦争」というものがその基本にあるという事がわかってきた。つまり「スター・ウォーズ計画がUFOを撃ち落とすためのものだった」ということだ。この問題には、多くの証拠が有るのがわかってくるはずだ。最初我々は「ロシアのミサイルを撃墜するためだ」と教えられていた。しかし実際は、その高度な技術を使ってUFOを撃ち落とす必要があったのだ。

 この事をあなたが軍の関係者に聞けばはっきりするだろう。私が信頼するその人が軍の関係者にそのことを説明したのだから。そうだ、我々はUFOを撃ち落としたことがあるのだ。

 我々が実際は宇宙的な戦争状態にあるのに、あなたも私もそのことを知らず、スーパーで買い物をし、ビールを飲みながらテレビを見て日常生活を過ごしている。
 にもかかわらずこの国と、いや世界が「一群の宇宙生物と対峙し戦争状態にある」ということは、まさしく滑稽でさえある。というのは、UFOの目撃者達はそのことを話すことで嘲笑を招くような雰囲気をマスコミが作っている限り、公然と話すことが出来ないのだから。

(つづく)
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